【ロードバイク】通勤復活!?のためにした準備とメンテナンス

ロードバイク公園で木にたてかける

何かしらの事情でお休みしていた「自転車通勤」を復活させたいと思う時があります。
気候がいい時、運動不足を感じた時または・・・家族に乗らない「ロードバイク」を邪魔扱いされた時?

自転車通勤を続けられている方には「全く必要ない記事」です。
この記事は何かしらの事情で「自転車通勤をお休み」していた方が復活させる時に参考にするための内容です。

休んでいた期間がどの位なのか?また「ロードバイク」の保管場所によっても大きく変わります。
状況に応じて判断してください。

タイヤのメンテナンス

まずは何よりも先にタイヤの確認をしなければなりません。ゴムが劣化していないか?が問題です。
タイヤに問題があった場合には直ぐにネットで注文するなり、「サイクルベースあさひ」へ行くなりして購入しなければはじまりません。

使用しているタイヤがいまどき?「チューブラー」の方はタイヤの入手がなかなか難しいです。
近所で入手できるのがビットリアの「ラリー」か「ストラーダ」あたりになります。

これでも置いてあればラッキーです。

銘柄を選ぶとなると近所では困難でなので少し足を延ばす必要がありそうです。なら最初からネットで注文する方が手っ取り早いです。

専門店に行っても、¥10,000もするような高級タイヤは購入しませんけどね。
あれは「別物」です。作りが違います。手に持つと明らかに軽いです。

通勤通学には「オーバークオリティ」です。ここぞという時に使用しましょう。

幸いタイヤ自体は保管状態も良くまだ使用できそうです。

チューブラータイヤリムセメントが乾燥してしまった

リムセメント(リムに張り付ける接着剤)はカピカピに乾燥していたので貼り替えしなければなりません。

注意

リムセメントの粘りがない状態は危険です!!

このままリムフラップを破かないように、はがしてしまいました。

チューブラータイヤ貼り付け用の接着剤

リムセメントはほとんどなかったので、購入しなければなりませんでした。
これは近所の「サイクルベースあさひ」へ行って購入しました。置いてるの分かっていたので・・・

恐らく「イオンサイクル」でも購入可能です。

値段は¥500位です。場所によって価格差があります。

チューブラータイヤの貼り替え手順(リムセメントを使用)

リムテープが現在の主流のようですが私は使ったことがありません。
よって、昔ながらの?「リムセメント」で貼り付ける手順です。

  1. タイヤをバルブの反対側からリムフラップを破かないように丁寧にはがす。
  2. リムに付いたカピカピのリムセメントを取り除く。(紙やすりで削ったり、リムセメントリムーバーで取り除くのが正攻法らしいですがやったことはありません)
  3. 新しいリムセメントをリムに薄くまんべんなく塗り少し乾くまで置いておく。(ベース作り)
  4. ベースが少し乾いたら少し厚めにもう一度塗る。
  5. 30分程待ってべたつきがなくなったらバルブ側からタイヤをはめる。(新品は固いので伸ばしておくとはめやすいです)
  6. 4Bar位まで空気を入れる。
  7. ホイールを持って回転させトレッドを見ながらセンター出しをする。(安タイヤはセンターでない?ビットリア ストラーダの場合はものにより当たり外れがありました)
  8. 24時間経ったら適正空気圧まで空気を入れる。(軽く走る程度ならすぐでも走れます)
チューブラータイヤをはがす

リムセメントが完全に乾いている状態です。接着剤の粘りはなく「ぺりぺり」と簡単に剝がれてしまいます。

貼り替え必須です!!

リムセメントを塗る

リムセメントのベースを作って行きます。
乾いてしまったリムセメントを一度取り除くのがセオリーのようですが、極厚塗りになるわけではないのでそのまま塗ってしまいました。

1回薄く塗ってベース作り、2回目は少し多めに塗りました。

30分位経ったところでタイヤをはめました。

リムセメントでベースを作る
注意

一応の交換手順です。サイクリング程度の走行ならこの程度でも問題ありません。
ハードに走る、コーナーを攻めるのならタイヤのリムフラップにもリムセメントを塗ってタイヤ側にもベースを作らなければなりません。
走行中にタイヤが外れたりしたら大変です。

ロードバイク公園でたてかける
余談ですが・・・

個人的にこの作業は特別感があって好きです。少々面倒ですけれどね。
サドルの後ろにストラップくくり付けたスペアタイヤが「チューブラーの証?」です。

カセットスプロケットの掃除

スプロケット比較
ポイント

分解する必要はないのですが、きれいにするには分解した方が早いです。
何となく玄人っぽいですしね。

スプロケットの分解掃除

  1. スプロケット外し工具を2つ使用してトップギアを外す。(昔のカセットスプロケットはこれで簡単にはずせた。フリーは分解不可でメンテナンスフリーです)
  2. 2枚目まではスペーサーを挟んであるだけなのですぐに外せる。
  3. 3~7枚目までは小さいネジ3本(ラジオペンチかなんかで緩める)で止まっているのでネジを外して分解する。
  4. 1枚ずつ掃除していく。
  5. きれいになったら、逆の手順で7~3枚目をネジで止める。
  6. ホイールのフリー部分に薄くグリスを塗って組込んでトップギアのネジで止める。
スプロケットを工具で外す
スプロケット外しでトップギアを外したところ
スプロケット分解途中
スプロケットを止めているネジをラジオペンチで外す
  • この作業をすると、なんか「やる気になる」のは私だけではないはずです。
  • 掃除のあとはノッチの「音」が変わります!!

エントリークラスのスプロケットはワイドレシオ過ぎると思いますが・・・
現在は多段化しているので交換する必要もないのかも知れませんね。

余談ですが・・・

スプロケット2つ並べた上の画像、右が最初に付いていたものです。ローギアはほとんど使うことがありませんでした。
当時はこの小さなカセットスプロケットにロードレーサーの特別感を感じておりました。

チェーンをはじめとする各部注油

チェーンへの注油

クランクを逆回転させながらCRC-556のような潤滑油をチェーン一周注油します。
ギアチェンジして、すべてのスプロケットに油分がいきわたるようにします。

余計な油分を布で拭き取ります。(ゴミやほこりの付着を防ぐため)

ポイント

これだけのことですが、チェーンがスムーズに回るようになります。

ブレーキアーチへ注油

ブレーキレバーを動かしながら少量注油します。
タイヤ等のゴム類にはつかないように注意してください。

注意

スプレータイプを使用する場合は布などで養生しましょう。

奇跡の潤滑油?

実は私チェーンには スズキ機工の「LSベルハンマー」潤滑剤を使用しています。
食品機械の展示会で頂いてきたのがきっかけでそれから使い続けています。

動きがとてもなめらかになります。家でも会社でも「ここぞという場所」に使用しています。
効果も長続き
するのでおすすめです。

ブレーキ調整

ブレーキシューの残り確認を行います。溝がなくなっているようなら交換です。
引き具合が適正かワイヤーのほつれがないか確認します。

確認のポイント

特にレバーの近くやキャリパーのワイヤー固定ボルトの部分は、力が加わるのでワイヤーの破損(ほつれ)が発生しやすいです。

変速調整(SISの調整)

変速は良好なので走行しながら微調整の予定です。

基本は2枚目のギアに入れて、遊び分を引いた時に3枚目のギアで音鳴りするところが基本です。
後はギアでチェンジの具合を確認しながらアジャストボルトで調整します。

  • シフトアップしにくい時・・・時計回り(ワイヤーを緩める)
  • シフトダウンしにくい時・・・反時計回り(ワイヤーを張る)
ポイント

カチッ」と決まるシフトは気持ちを上げてます。

試運転するまでに再確認?

空気圧を調整

空気圧を7Bar に調整。走行すると少し高いような感じもするが慣れの問題か?
「ロードバイク」に乗せられている感じです。

空気の漏れやヒビ割れなども見られないのでまずは大丈夫そうです。

注意!!

あまりにも、長期間放置するとタイヤのケーシング部分が劣化して適正空気圧にした時に裂けてしまうことがあります。
ケーシング部分がカピカピ」に乾燥している場合は交換をおすすめします。

ペダルはどうする?

「ビンディング」とフラットペダルは持っていないので「トゥークリップ」(三角ペダル)にするか?迷いました。
理由はもちろん「慣れていないと危険」なためです。

路上走行前に「脱着練習を数回」してから試走へ出発しました。

ペダルは「ビンディング」のままで大丈夫そうでした。
思った以上に体が覚えているものです。

ゆったり走行

油断は禁物!!「とっさの時に外せるか?」が問題です。
気持ちに余裕を持たせるために「ゆったり走行」することにします。

装備確認

近所での試走とはいえ数分も走れば数㎞ですので最低限の装備は必要です。必要があればその場で調整の必要もあります。

自分のサイトで持ち物の確認しました。持ち物の確認とサイトへの記入の確認のためです。
適当なことを公開するとご迷惑をかけてしまいますので・・・

  • 前後ライト メインとサブのフロントライトとテールライトの充電を確認(エネループ使用)
  • 携帯工具(あると安心です)
  • 携帯ポンプ(車体に据付)
  • パンク修理剤(何度か使用経験あり)
  • 予備タイヤ(とりあえず使えるか確認)
  • リュックを確認
  • レインウエアの確認(確認のみ、天候により使用)

とりあえず不具合なく会社へたどり着ける程度に仕上がれば良しとします。
あと何か発生したらその時に対応策を考えることにします。

復活し輝くロードバイク公園で

これが復活したロードバイクです。近所の公園で写真を撮りました。
出かけるとなぜか写真を撮りたくなるものです。こうやって同じような写真を何枚も撮ってしまいます。

当日の出発前確認と実際の走行

装備や持ち物については

  • 起きがけにタイヤ空気の確認(スローバーストの再確認)
  • 天候の確認(レインウエアの準備のため)
  • 装備の再確認(試走のままなので確認程度)
  • 弁当持って出発(縦に入れるか、横に入れるか?寄り弁対策・・・)

まずは空気圧の確認を行いました。他のことは試運転時に確認できているので特に問題ない状態。
空気圧だけはどうにもなりません。スローバーストは気づきにくいものです。

スローバーストの疑いがある時の対応

  • 即座に抜けてしまわないのなら、空気を入れて出発し帰りに再度入れ直して対応する。
  • パンク修理剤を入れてから空気を入れて出発する。

走行可能ならこの対応で乗り切ってしまいましょう。
他装備の不足などは実際行ってみて、不備を感じたなら追加する程度でいいと考えます。

やっぱり怖いのは久しぶりだから?

  • 路面の状況
  • 自動車
  • 歩行者や自転車

路面の状況も毎日走行していれば路面の凹凸や亀裂、マンホールの位置まで覚えてしまいます。久し振りだと忘れているものも多いです。自動車で走行するのとでは同じ道でも違うものです。

すぐ横を走行する自動車や路地から出ようとする自動車にも注意が必要です。
いつも同じ時間に走行しているのなら、走行する自動車もだいたい同じなので、注意するべき癖のある自動車も分かったりします。(この自動車はこの路地からでてきて次右折とか・・・出てくるタイミングとか・・・)

これは歩行者・自転車もだいたい同じです。

この世に無駄な歯車なんかないし、その使い道を決められるのは歯車自身だけだ・・・

「容疑者Xの献身」 東野圭吾著

この言葉好きです。

余裕を持った時間配分で

それなりの快適性はあるものの「明らかな体力不足」でした。楽しんでいる余裕はありませんでした。
約5㎞の道のりを以前より5分多く時間をかけて20分程の工程です。

ゆったり走っても時間の差はそれ程出るものではありません。

自転車通勤と言ってもそれ程のものではない?
と侮ってはいけない。通常は自動車での通勤なのだから・・・

蒸し暑さはそれ程感じませんでした。

走行時には感じなくても到着後はクーリング効果もなくなり汗が吹き出しました。それは想定していたことです。洗顔して水分を拭き取り仕上げに「パウダー入りの汗拭きシート」でサッパリしました。

準備には時間がかかる

通勤時間は自動車とは変わらないのですが、汗を拭いたり心拍数を安定させるのには少々時間がかかりました。

不安なタイヤも問題なく到着しました。劣化していて裂けたりしてたら大変なので・・・

帰りは何として家にたどり着けばいいだけのことです。
時間の制約もなく、ゆっくり走って帰ればいいだけなので気持ちも楽です。

ロードバイク」はスピードが出ます。
非力な私が乗っても30㎞位出たりするのはやっぱり魅力的です。

いくつになってもスピードに魅了されるものですね。
あの頃と変わらず・・・

ロードバイク通勤復活のまとめ

ロードバイク通勤を復活させるための準備とメンテナンスについて記しました。
以前に自転車通勤していたのなら特に問題ないかな~と思っておりましたが意外?

特にタイヤの状態には何よりも注意をしておりました。(安全性にも大きくかかわるので)

結構確認すべきことがありました。以前は当たり前のようにしていたのですがね。
実際は他にも必要なことがあるかも知れません。

実際これで通勤してみて不具合はありませんでしたので「一応は大丈夫!!」ということにしておきます。

無理をせずに自転車通勤再開をしてみてはいかがでしょうか?
ありがとうございました。

よろしければ、こちらの記事も参考にしてください。

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