最近の「ロードバイク」のタイヤの主流は「チューブレスレディー」と店員に言われたので改めてタイヤシステムに付いて考えてみました。個人的には「クリンチャー」で十分と思っているのですが・・・
息子が以前高校一年からバイトを行っていました。理由は「新しいロードバイク」の購入です。
「ロードバイク」あるあるで「エントリークラス」である程度走るとさらに速度を求めたくなるものです。
最初は「メンテナンス」を兼ねて好みのパーツに変更したりしていたのですが、それでも満足できなくなると「新しいロードバイク」が欲しくなるのです。満足できないというより速さへの欲求に勝てなくなるのです。
パーツ交換といっても中華製ですが「カーボンホイール」の交換まで行っているのでそれなりにお金もかかっています。
私のお金ではなく息子本人が行っている事なのでどうという事ではありません。
正直お金に余裕のない私としては息子が「ロードバイク」をいじってくれるのは何かと楽しいものです。(子供の機材で遊ぶ親)
出来上がった「快速通学用ロードバイク」は正直私の「ロードレーサー」とは雲泥の差とは言いませんが明らかに軽く走れます。非力の私でも走りだした瞬間に実感できるほどです。
このような私にとっては羨ましいと思うほどの「速いバイク」を惜しみも無く通学で使用しているのだから、親としては「なんだかな~」と思います。
そして次に手を出すのは「フルカーボンバイク」です。
当時の私からすると「究極の」「憧れの」・・・
しかもDi2と来ました。(子供のおもちゃみたい、スーパーカー自転車が懐かしい・・・)
ところで今回は購入時に自転車店」へ行った時に気になった事、タイヤの事「チューブレスレディー」について思った事を記したいと思います。
自転車店に行った時に私がする事
息子の自転車購入に付いて行ったのですが自転車店に行ったらまず私が行うのは、「チューブラータイヤ」の在庫があるか確認する事です。今の世の中「ネット」で注文すれば済む事ですが何かしらの緊急な事があった時に対応できる可能性を少しでも増やしておく事が目的です。
「チューブラータイヤ」は最近見かけなくなったので、タイヤの予備を数本持っていても「リムセメント」を切らした!!
こんな時にどこに行けば対応できるか位は確認しとこうと考えてます。
「気持ち」の問題です。
今回伺った自転車店では「チューブラータイヤ」は絶滅!!
「リムセメント」はかろうじて置いてありましたした。(タイヤがないのになんで?)
タイヤは高いのでネットで注文しておけばよいのですが「リムセメント」位は近所の自転車店で購入したいですよね。いざタイヤの貼り替えを行おうと思った「あれっ足りないかも・・・」という時のためにも。
「チューブラータイヤ」で運用するのならあらかじめネットで注文して在庫のストックをしておく事で私は納得しました。
後は庶民の味方「サイクルベースあさひ」へ行って確認でもしておこうかと思いました。
一般的な運用をするのなら、やっぱり「あさひ」が強い味方です。
息子の「エントリーロード」も「あさひ」で購入したものです。
「リムセメント」も売っているし・・・
「チューブレスレディー」は何者?
息子の「ロードバイク」選びのついでに伺うと、現在は「チューブレスレディー」が主流ですと言われました。
私としては何の事やら・・・「クリンチャータイヤ」が主流ではないのか?
見た目は「クリンチャー」と同じなのにチューブを使用しておらず「シーラント」で幕を形成して空気圧を保つ構造です。
正直そうなるとこの店は「ガチ」の方を客層としていると感じました。
でも、少しおしゃれな「ミニベロ」も置いている?
私の大好きな「ママチャリ」や「子供乗せ」は取り扱いしておりません。
「クリンチャー」と「チューブレスレディー」の運用面での比較
この内容は個人的な意見です。「ガチ」でレースに出場する予定も無く快適に「サイクリング」がメインの場合です。
「クリンチャータイヤ」のメリット
基本的にはみんな大好き「ママチャリ」と同じです。
パンク修理が簡単です。(個人差があります)出先ならチューブの交換で対応できますし、面倒なら近くのどこの自転車店でも対応してくれます。
「どこの・・・」これは言い過ぎですね。「パンク修理対応してくれる可能性が高いです」位に考えて置いて下さい。
直ぐにはな対応できないと言われるかも知れませんし、「ロードバイク」のようなスポーツ車は対応できないと言われるかも知れません。
自転車店としては「タイヤを外したのは良いけどペラペラのラテックスチューブとかなら面倒」だと思い対応しない事もあるとかないとか・・・
話を戻すと「クリンチャー」は今までの主流でしたので「タイヤ」「チューブ」人によっては「ホイール」の選択肢が多いです。
あれこれ選べる楽しさは「自転車チューニング」「メンテナンス」の醍醐味?ですよね。
自動車と比較すると部品の値段も圧倒的に安いし、手に入りやすいです。しかも手先が多少器用な方ならある程度の分解整備も可能です。
遠い昔からWO(ワイヤードオン)の時代から長い年月を掛けて熟成されておりますので、やはり耐久性も高いと言えます。正確には耐久性の高いものも選べるです。
速さを求めるのなら耐久性を犠牲にして、軽量なものを選べば良いだけです。
選択肢が多いという事はコスパの良いものも当然選択可能です。
「クリンチャータイヤ」のデメリット
空気圧が低いとリム打ちパンクが起きやすい。そもそも「ロードバイク」に乗るような方で「空気圧」の管理をしないのは「どうなのかな~?」
ちょっとした段差で「コツン」は避けたいです。リムの保護のためにも「段差乗り上げ時の速度はできるだけ控えめに!!」パンク修理の方が面倒ですし、転倒でもしたら楽しさも一気に吹っ飛んでしまいます。
調子こいて歩道に乗り上げリム打ちする方、結構いますよ!!(昔から)
結果「リム交換だってさ!!」
走行抵抗になるという意見も?「チューブ」が抵抗になって走行性能が下がるとかなんとか・・・
普段使いなら恐らく「分からない」と思います。ほとんど「プラシーボ」効果?
「ガチ」でタイヤも高価なものを使用しているのなら分かるのかも知れません。手に持っただけで重さも違うでしょうし、100gも違えば素人の私でも「違い」が分かります。
「チューブ」があるのがデメリット・・・とは言えないかも知れません。
「チューブレスレディータイヤ」のメリット
チューブが無いので当然「リム打ちパンク」はしません。
運用時タイヤ内にシーラントを入れて使用するので、小さな刺し傷位なら「シーラント」が穴を塞いでくれるので「パンク」のリスクは少なくなります。
小さな刺し傷以上でも急激に空気が抜ける事が無いので少しの距離ならそのまま走行できるかも?
後重要なのは「チューブがない」というのが最大のメリットです。チューブが無ければ当然その分重量が軽くなります。
「チューブレスレディータイヤ」のデメリット
軽くなるしパンクの心配も少ないのならメリットばっかりです。
だけれどもコレだけはどうなのかな~
タイヤの脱着がなかなか大変なようで・・・
見た目は「クリンチャー」の様ですが色々調べてみると、「ビードが上がらない?」と良く見かけます。
「タイヤの装着が難し過ぎる!!」のは致命的です。
もしも出先でシーラントでカバーできないようなパンクになってしまったらどうするのか?
替えのチューブを突っ込んで仮に「クリンチャー」として修理する事になるとかならないとか?
タイヤの装着が難しいという事は「外すのも難しい」問う事ですかね?「外すのは簡単」でも中のべたべたしたシーラントをそれなりに拭いて、リムからバルブを外してチューブを入れる。ここまででも結構面倒です。
恐らく作業している手はべたべたでリムにもシーラントが付いて・・・想像するだけでもカオスな状態?
そして、リムに付いているバルブを取り外して「クリンチャー」と同じようにチューブを入れる事になります。
チューブを入れたからと言って携帯ポンプでリムにビードは上がるのか?
疑問点が多すぎます。出先でトラブった時の対応としては作業が複雑すぎます。
「クリンチャー」でもビードをはめるのに四苦八苦している息子を見ていると正直「大丈夫かな~?」と思ってしまいます。つい手を出してしまうのが親心と言うものです。
シーラントの有効期限も気になります。いつしか走行中にリムから空気が漏れ出して・・・
とか想像ですが不明な点や情報が少なすぎます。経験して知識を積み上げていく事も大切ですが、「ガチ」ではなく気楽に楽しみたい方には少々というかかなり敷居が高いように感じます。
私が勉強不足なのかも知れませんが、最近の「ロードバイク」は規格とかなんとか調整やら複雑すぎます。
「油圧ディスクブレーキ」とかもね。この辺はまた機会を見て。
この辺は恐らく今度購入した息子の「ロードバイク」は「チューブレスレディー」「油圧ディスクブレーキ」「Di2」と盛りだくさんですので運用の様子を見ながら書き足して行こうと考えております。
そもそも自分で「メンテナンス」できるのかね?
タイヤ交換の時に「ビードが上がらない!!」と泣きついてきそうです。
「マンションの共用廊下」で作業するのか?使用されているシーラントがどのような状態なのか?とにかく屋内で作業できる代物ではなさそうです。
「共用廊下」で作業するのもあまりに汚すと近所の方よりクレームが入ってしまう可能性があるかも知れません。
「チューブラータイヤ」はどうなった?
肌感覚的に1割位だった「チューブラー」も最近ではめっきり品揃えがなくなりました。
廉価版のビットリア「ラリー」でさえも¥5,000位となればもはや高級タイヤの様です。
センターもなかなか出ないようなタイヤにこの値段は流石に高過ぎです。
当たり外れが大きいという事です。当たればセンターバッチリ出ます。
チューブラータイヤって面倒なのか?
運用面としては簡単でリムに接着剤で張り付けるだけです。
写真は乾いてしまっているので貼り替えるところです。
こういうものと思えばそれだけの事です。普通に走行する位なら薄ーく「リムセメント」を塗っておけば走行可能です。
コーナーでぐりぐり走るような事をしなければリムからタイヤが外れる事は無いと思いますが・・・
私の経験上です。サイクリング程度なら本当に軽く塗ってあるだけで問題なかったです。
チューブラーでパンクしてしまったら
パンクしたら「終了!!」ではなく悪あがきをしてみます。
まずは空気を入れてみます。経験上一気に空気が抜けてしまう事が少なかったです。状況にもよりますが携帯ポンプで空気を入れれば、5㎞位は走行できたりします。
私はコレで数回帰還できました!!
それでも少ししか走行できないようなら「シーラント」を入れて塞がればラッキーです。
空気の漏れが塞がればそのまま何もなかったかのように数ヶ月普通に使用する事ができました。
「バルブコア」が外れないタイプなので、適当なチューブをつないで「シーラント」を充填してます。
「バルブコア」が外れないからあきらめず、工夫することが大切です。
場合によってはビニールテープで数回巻いてあげれば充填しやすくなります。
チューブラーの紐をほどいてチューブにパッチを貼って縫い直すのが、昭和の昔では行われていたようですが今ではそのような修理をするのを聞きませんね。
今の世の中は「お金で解決する」のがあたり前なのでしょう。
「張り替えておしまい」です。趣味として「裁縫をするサイクリスト」は絶滅危惧種です。
これができるのなら、高級タイヤを購入して使い切るのも面白いかも知れません。
修理キットも見かけませんので何か代わりになる糸と針を探して直すのも趣味としては面白いかも知れません。
チューブラーの修理(交換)の説明は簡単です。付いているタイヤをベリベリっとはがして、リムセメントで貼り付けるだけです。一度使用していたタイヤでリムセメントがまだべた付いてる状態ならそのままリムに乗せて、空気を入れれば簡易的にでも接着できます。
スペアタイヤは今まで使っていたものを定期的にローテーションしてリムセメントがべた付いた状態のものを使用していたのですが最近では私はやってません。
前→後→スペアの順でやってたんですけどね。面倒になってしまいました。
タイヤの種類は「チューブレス」「クリンチャー」「チューブラー」と流行がありますがそのうち落ち着くところに落ち着くのでしょう。
人気投票するのはユーザーです。どれほどの有名チームが使用しても、雑誌のインプレで紹介されても一般のユーザーが選ぶかは別問題です。売れないものはメーカーは作りませんよね。でも新しいものを作らない訳にもいきませんし・・・商売と言うものは難しいです。
最近は【チューブレスレディー】が主流と言われたのですが運用が面倒ではないか? まとめ
「クリンチャー」と「チューブレスレディー」に付いて記しました。どちらを選ぶかはあなた次第です。
これでは何の役にも立たない「まとめ」になってしまいますね。
「ロードバイク」の使い方は日とそれぞれです。
レース出場がメインでガチで速さを求めるのなら、メンテナンスの面倒はどうでもいい事です。
少しでも軽い「チューブレスレディー」を選ぶのが正解です。
何かトラブルがあったら「終了!!」かも知れませんし、サポートとかがあるのなら・・・ですよね。
しかし、「ロードバイク」と言えどもガチではないのなら、何かあった時の事を少しでも考えなければならないので、「クリンチャー」という事になるでしょう。「何か」って自転車のトラブルの90%以上はパンクです。
そのガチから離れる具合でトラブルに対応が可能なシステムに落ち着くのでしょう。
「パンク」のトラブルから遠くなるほど重量が重くなり、お財布にも優しいという事で私は理解しています。
こんな感じのまとめでよろしいでしょうか?
それでは楽しい自転車ライフを!!
ありがとうございました。
後日談 息子の「エアロロード」がやってきた
「ロードバイク」を注文した自転車店へ受け取りに行き機材の説明一通りを息子と確認しました。
「ホイール」の外し方やら「ディスクブレーキ」「Di2」の事やらその充電の事などなど・・・
あれ?タイヤは「クリンチャー」なの?
先日は「チューブレスレディー」と言っていたような・・・
少しばかり安心しました。この辺は間違えの無いようにしておかないと、「ロードバイク」を知らないで購入される方は出先でトラブった時に大変な事になってしまいます。
「ロードバイク」に限らず「スポーツバイク」はそれなりに走行距離が伸びます。
距離を走行する場合はパンク対策はそれなりに必要ですよ。
私のような悲惨な目に合わないように・・・興味があれば【ロードバイク】購入後 一週間でパンクした時の話・・・見て下さい。悲惨でした。実家に帰ると今でも小言を言われます。もう30年も前の事ですよ・・・
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