毎日の通勤・通学に、また買い物に欠かせないのが「ママチャリ」です。もっと楽に軽快に走行したいと思ったことはありませんか?
毎日使用しているにもかかわらず「ペダルの漕ぎ方」に付いては考えたこともない、と言う方も結構おられるようです。
私の会社にも毎日「ウンウン」唸りながら通勤されているパートさんがたくさんおります。
50名ほどのパートさんへ自転車の「ペダリング」に付いて聞いてみたところ、知っていたパートさんはたったの1名だけでした。
少しでも楽に通勤していただくためにと「ついでに話した」だけでしたが、想定以上の結果となりました。
- 正しいペダリングで「楽に」「長い距離を」しかも「速く」走行することが可能になります。
- 土踏まずで「グイグイ」漕いでいる方には必見の内容です。
ちょっとしたコツで「楽に」走れますので試してみてください。
また、地味だけど便利な「裾バンド」にも少し触れておきます。
「ママチャリ」でも少し距離を走る時には大変便利です。
「チェーンカバー」のない「ロードバイク」「マウンテンバイク」などのスポーツ車(ルック車)では必須のアイテムです。ズボンがチェーンの油で汚れてしまいますからね。
最初に「シートポジション」を最適化!! サドルの高さとペダルを回す足の位置を調整しよう
ペダルの軸の部分を足の親指の付け根(母指球)にあわせます。
写真のように「親指の付け根」でペダルを踏むイメージです。
これだけでも効果が期待できますよ!!
ペダルが一番下に来た時に、ヒザが少し曲がる位置にサドルの高さを調整します。
効率よく足の力をペダルに伝えるために、この位置に調整します。
いつもより、サドルが高く感じることが多いです。
慣れてきたら止まる時にサドルにまたがったままでなく、止まる瞬間にお尻をサドルの前に「ずらす」のが足がしっかり地面に付くのでおすすめです。
ペダルの回し方?
今さら何を説明しているのか?と思うかも知れませんが改めて記します。
ペダルは「踏み込む」というイメージですが「回す」の方が効率よく走れます。
自転車に興味がない方は知らない内容ですね。
本当は知らない人に読んでもらいたいのですが・・・知らない人はそもそもこのページにはたどり着きませぬ。
それにしても文字にすると分かりずらいですね。
簡潔に表すなら「余計な力を使うな!!」ということです。
「立ち漕ぎ」をすると疲労する!!
最初の走り出し、できればその「最初の一漕ぎ」でも「立ち漕ぎ」はしない方が疲労しません。
「変速付き」の場合
走り出しをスムーズにするためには、「止まる前に軽いギアにしておく」のをおすすめします。
流れとしてはこんな感じ(変速付きの場合)
- そろそろ止まらなきゃ
- シフトダウン「カチャン、カチャン」(軽くしておく)
- 足をついて止まる
- 走りだす(ここでシフトダウンはしない)
この変速操作をすることで走り出しでも「立ちこぎ」をしなくてよくなります。
「変速機」は使いこなしてこそ意味があります。
「変速機の使い方」どんなものかな~と思われた方は、こちらの記事も参考にしてください。
「変速なし」の場合
走り出しをゆっくり、じわじわ速度を上げることで余計な疲労をしないですみます。
これだけ?と思われそうですがこれだけです。
最後に裏技?ではありませんが効果がある「裾止めバンド」を紹介します。
【裾止めバンド】は長距離を楽に走る時の裏技的アイテム!!
ただの「靴下の滑り落ち防止バンド」のようですがこれが「裾止めバンド」です。
以前はいわゆる「ストッパー」を使用していましたが専用のものもあります。
これで、ズボンの裾が「ヒラヒラ」しないように止めておきます。
裾が止められれば「裾バンド」でも「ストッパー」でも何でもいいのです。
なぜこれを使うと快適に走れるのか?
ズボンの裾が汚れやチェーンへ巻き込みを気にして、ペダルに効率的に力を加えられなくなるからです。
ヒラヒラする裾を気にしてペダルの端で「ペダリング」する光景をよく目にします。ヒザが開いてガニ股で「ペダリング」しているパターンは大体がこれです。
「変速なし」や「内装変速」で完全にチェーンが「チェーンカバー」で覆われているのならそれほど気になりません。(全く気にならないわけではありませんが・・・)
写真は完全に覆われている「変速なし」です。
しかし「変速付き」などの簡易的なカバーの場合は裾がチェーンに「巻き込まないか」「汚れないか」結構気になります。
「スポーツタイプ」の「チェーンリング」(前の歯車)むき出しならば「必須アイテム」です。
地味なアイテムだけど効果は高いのがこの「裾止めバンド」です。
私はこれで30㎞以上のサイクリングを何度もしてきました。
「変速なし」の「ママチャリ」でも有効なアイテムです。
自転車店にさりげなく置いてあるので探してみてください。
価格は数百円から千円ちょっとです。
「ママチャリ」 ペダリングのまとめ
ペダリングを行うためのサドルの位置の調整方法を紹介しました。
この位置が決まらないと、正しいペダリングができず余計な労力を使うことになります。
ペダリングは「踏み込む」から「回す」へ、イメージを変えるだけでスムーズに行えます。
引き足を使わないまでも「足の自重」がかからないようにするだけでも力を有効に使えます。
最後はアイテムで「裾バンド」を使うことで、ズボンの裾の「汚れや巻き込み」を気にすることがなくなります。そのためペダリングが効率よく行えることも紹介しました。
- サドルのポジションを調整
- ペダルを親指の付け根の部分で踏む
- ペダルを回すように漕ぐ(ペダリング)
- ゆったり、のんびり走る
- 「裾バンド」を使う
以上が、ざっくりですが簡単で効果が高いものです。ぜひ試してみてください。
ありがとうございました。
「ママチャリ」では使用しませんが「ロードバイク」ではペダルに足を固定する「ビンディングペダル」と言うものがあります。
足を適正な場所に固定するためペダリング効率が良くなります。
興味がある方はこちらも参考にしてください。
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