「ママチャリ」を購入して数ヶ月経った頃チェーンカバーから「カラカラ」音がすることありませんか?
この現象は「外装変速機付き」の自転車では発生しませんが、「変速無」や「内装変速」の自転車ではよくある現象です。
毎日利用している「ママチャリ」のことですので、気になる方もいるのではないでしょうか?
この原因はチェーンが馴染んで伸びたため、伸びたチェーンがカバーの主に下の部分に擦れて音が鳴っています。普通に走行している時には何ともなくても、少し振動が加わったり力強く漕いだりした時に発生する事があります。
「どうにかならないのかな~?」と言う方向けの内容です。
比較的簡単です。
ただし「モンキーレンチ」や「スパナ」等の基本的な工具は必要です。
「カラカラ」音の原因はチェーンがカバーに当たっている
この内容が当てはまるのは「無変速」か「内装変速」の「ママチャリ」です。
外装の6段変速とかは変速機がチェーンのテンションを保っているのでこの現象は起きません。
もし音が鳴るようでしたら「チェーンカバーの歪」み等の他の原因が考えられます。
購入した時には何ともなかったのに、数ヶ月したら「カラカラ」音が鳴りはじめます。チェーンに注油でもしたりしますが原因が違うのでおさまる事はありません。
原因はチェーンが馴染んで伸びたため、緩んでカバーに擦れて音が鳴っていたのです。
量販店ではこのチェーンの伸びを見越して結構きつめにチェーンを張って販売されております。
「これでもか~!!」と言う位にピンピンに張られております。ペダルを逆回転させると「ゴリゴリ」してたりします。
スタンドをかけた状態でペダルを逆回転させると、後輪が回ってしまう程強く張られてたりします。
(私が購入したところでは、たまたまなのかも知れませんが)
これ程強くチェーンを張る必要があるのか分かりません。強く張る事により「チェーンの伸びを想定している」とも考えられます。
しかし、明らかに走りに影響がある程「ペダルを漕いだ時に抵抗を感じる位張らなくても良いのでは?」とも感じます。
こんなに強く張ったのにもかかわらず、数ヶ月経つと馴染んできて「カラカラ」音が鳴り始めます。
緩んだチェーンを張る方法
簡単に言うと上の写真の〇チェーン引きを引いて調整する
調整に必要な工具
ホイールロックナットを緩めるのに使用
- 14㎜、15㎜スパナ(一般的に前輪14㎜、後輪15㎜です)
- モンキーレンチ(2本必要ですがこちらが便利です)
「ブレーキの固定バンド」や「インナーワイヤー」の「ロックナット」を緩めるのに使用
- 8㎜と10㎜のスパナ(ブレーキの調整用)
- モンキーレンチ使用も可能です
- ナットドライバーがあると便利です
また、チェーン引きのボルトを締めるのに「モンキーレンチ」が便利です。
(狭いところは少々使いにくいですが・・・)
正統派ならここも「スパナ」の使用なのでしょうが、「スパナのセット」がない事もありますよね。
しかも2組必要ですので。
この辺はそれぞれのご家庭でどこまで機械いじりをするかで工具の所持率は変わりますね。
実際の調整
- ホイールのロックナット(左写真の〇)左右を緩める
- ブレーキの固定バンドのナット(右写真の〇)を緩める
- 左右のチェーン引き(左写真の➡)を均等に締め込んでチェーンを張る
- チェーンの音鳴りがなくなるのを確認する
- ホイールロックナットを締める
- ブレーキの固定バンドのナットを締める
- ブレーキの引き具合を調整(ワイヤーを貼って➡ボルトを締める)
以上がざっくりですが調整の流れです。
完全にばらしてしまうわけではないので、組付ける順番を気にする事はないです。
それ程難しくはないです。
「チェーンカバー」からの異音調整 まとめ
簡単にできると記しながら、文字に起こすと結構な工程になってしまいました。
この辺は慣れです。普段から機械を見ている人だと「なるほど~」と感じるでしょう。
しかし、工具をあまり使わない方は・・・難しいのかも知れませんね。
ただ何をしても調整の基本は「分解して、元に戻す」だけです。
ですので他でも何かと応用が可能です。
チェーンを張る作業で不快な異音から解放されます。さらにチェーンのたるみが原因のチェーンの外れも防止できます。
購入時には張りすぎて「ゴリゴリ」のチェーンを少し緩めたりの応用もできます。
「ママチャリ」での毎日の走行が快適になりますので、チャレンジしてみてはいかがでしょうか?
今回は「チェーンカバー」からの異音の原因と調整について紹介させて頂きました。
快適な「ママチャリライフ」を送りましょう。
ありがとうございました。
「ママチャリメンテ」の基本工具についてはこちら【ママチャリ】メンテナンスに必要な 超・超基本工具3選も参考にしてください。
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