【ママチャリ】長期的に使用するための全く個人的な選び方

一般的な「ママチャリ」

「ロードバイク」にも乗るけれども、普段使いならば「ママチャリ」は最高です。
これは真実です。

「ロードバイク」は走行性は高いです。が利便性は・・・良くはありません。
普段の生活で買い物に使用するのなら断然「ママチャリ」の方が使い勝手が良いのは明白です。

私の息子も高校入学時に「ロードバイク」購入時したのですがその時、中学入学時に購入した「通学自転車」(約4万円)を手放してしまいました。

自転車好きの私に相談する事も無しに決断してしまい、結局1年後に普段使いの「ママチャリ」を買い直す余計な出費(約3万円)をする事になりました。

非常にもったいない事をしました。

「3年間使用したのでタイヤもすり減っていた・・・」と言うのを「ロードバイク」購入の理由にしていたのは私には分かりました。欲しいが先行していたので「ロードバイク」の不便さもカバーできると感じていたのでしょう。

そしてやっぱりの結果になり廉価版の「ママチャリ」ですが余計な3万円程の出費となりました。
何の変哲もない変速の無い「ママチャリ」です。ライトは「ハブダイナモ」ではなく「ダイナモライト」です。

中学の通学に使用していたのは、「ハブダイナモ」で「内装変速3段」でしたので更に1万円程高かった4万円程と記憶しています。今なら物価上昇で更に5千円は値上がりしているかと・・・

そこで全く個人的に「ママチャリを選ぶならこうする」と言う内容をつらつらと記します。
自転車は「長く乗る程コスパがいい」です。多少高価でも自分が気に入った「ママチャリ」を5年以上乗るために参考にしていただければと思います。

何より最初に比較するのは価格

自転車店に行ってまず気にするのは価格です。廉価版の2万円位から5万円位とします。
通学用の自転車なら4万円位が相場ではないでしょうか?

10万円もするような「電動アシスト」で通学するのは・・・どうなんですかね?
充電メンドくさそう・・・使った事ないので想像です。

ライトは「ハブダイナモ」で「外装6段・内装3段変速」なんかが主流です。
「ハブダイナモ」と「ダイナモライト」の違いで5千円位の違いがあります。

最近の流行は「ハブダイナモ」で暗くなると勝手にライトが付くので安全であるとして販売されてます。
ライトを点灯するか?をいちいち考えなくていいのは便利ですね。

ダイナモライト

この写真の「ダイナモライト」だと使用すると走りが重くなるので、ついつい「まだ大丈夫!!」と思ってしまいがちです。いわゆる「無灯火」です。

暗くなったら「安全のためにライトを点灯する」事ができる方なら、価格も安いし何より通常時の走りが軽いので「ハブダイナモ」にもメリットはあります。

変速についても付いているのと付いていないのでは5千円位の差があります。
変速が付いている方が快適に走れるかも知れませんね。

本当にザックリですが4万円を基準に「ハブダイナモ」でなければ5千円、「変速機能」がなければ更に5千円安くなると考えればいいと思います。

例えば「ダイナモライト」で「変速無」なら3万円位となります。
だいたいこんなもんでしょう?
店頭で確認してください。

デザインは超重要

「ママチャリ」を長く乗るには「デザイン」は超重要です。長く乗るのですから色や形にはこだわりたいですよね。
洋服を選ぶように・・・とはいきませんがチョットおしゃれな「ママチャリ」に乗ると気分が高まります。

このあたりは着の身着のまま?と言う訳ではありません。同じ服を何日も着る事ができる私がとやかくいえませんので自由に選んで頂いても・・・

フレーム(車体)の形には少し注意が必要

一般的な「ママチャリ」

フレーム(車体)の形?です。丸い鉄の棒がつながっているだけではありません。
自転車は基本的に三角形の形でできています。前の三角と後ろの三角です。

しかし、「ママチャリ」の利便性を考えてトップチューブが無いものがあります。
この形状は確かに乗りは行いやすいですが、硬性を保つために「ダウンチューブ」が相当太くて頑丈に作られています。

※「ダウンチューブ」とはハンドル部分とクランクをつなぐチューブです。

スポーツ車はハンドルの部分とサドルに向けて水平に伸びていたりします。そのため自転車の硬性は上がりますが、乗り降りがしずらくなります。

私愛用の「ロードレーサー」はレトロなホリゾンスタイルです。自転車のお手本のようなフレームです。

私はこの中間でダウンチューブが2本のものを選んだりします。それなりに硬性が高くそれなりに軽量だからです。
前の「ママチャリ」の写真がちょうどダウンチューブが2本のものです。

「ダウンチューブが2本」と記そうか、「トップチューブがダウンチューブに近づいた」と記そうか悩みました。
「スタッガードフレーム」が正式な名称ですが、そんなのはどうでもいい事ですね。

そしてダウンチューブが1本のものは、ものすごく太くて頑丈そうです。乗り降りはしやすいのですが硬性を確保するために重量が重くなります。その重さをカバーするために「電動アシスト自転車」にしているようです。

「電動アシスト自転車」については【電動アシスト自転車】普通のママチャリじゃだめなのか?でも記してあります。私の住環境では必要ないかな~の後ろ向きな内容です。購入を検討されている方には参考になる内容です。

重量は重要

「とても頑丈です!!」と販売されている「ママチャリ」の重量は20㎏近く、これではもう鉄の塊です。
確かにフレームもがっちりしているし、カゴも鋼鉄製のフチが付いていてとても頑丈です。

走る分にはそれ程問題ない?とも思いたいですがやっぱり重量は少しでも軽い方が走るのが楽なのは事実です。
上り坂で降りて押すときには重さをモロに感じる事になります。

買い物する前から荷物を背負っているようなものです。

自転車の硬性は前のハンドルを持ちブレーキを掛けて小刻みに左右に振ると分かります。
あまり重いとサドルのあたりが「ポワンポワン」たわみます。
この「ポワンポワン」の具合と実際ハンドルに感じる重さで「妥協点」を探します。

このあたりは凄く個人的な感覚の問題で分かりずらいですが、私はかなり重要視しています。

前カゴの重さ

前の項の内容の延長ですが、「あまりに前カゴが重すぎる」場合も敬遠します。

前カゴの重さはハンドル操作に影響が出ます。特に走り出し時に不安定になりふらつきの原因になります。
市街地での走行が多い場合は注意が必要です。

そもそもですが「前カゴの頑丈さが必要なのか?」

前カゴを頑丈にして多くの荷物を積むのはおすすめしません。
多くの荷物を積む予定があるのなら、「頑丈な後ろカゴ」を付ける事をおすすめします。

私は「前カゴ」「後ろカゴ」共にOGKのプラスチック製にしています。何度も強風で倒れてしまった事がありますし先代の「ママチャリ」からの移植で外保管で約10年使用していますが割れは発生していません。

金属製の網状のものもありますがこの場合だと、駐輪所等で少し雑に扱っただけで曲がってしまったりします。
この辺は扱い方で、重くても頑丈な鉄のフレーム付きとの比較になります。

私はプラスチック製がおすすめです。プラスチック製でも粘りがあり簡単には破損しませんので。重量も比較的軽量です。

変速機能は必要か?

変速が多いと速く快適に走れるような気がします。しかし実際はどこをどのように走るかで変わります。
使用している地域が比較的平坦の場所なら、無段変速でも問題ありません。

無段変速いわゆる変速無しの場合

ママチャリチェーンカバー

無段変速は何と言ってもメンテナンスが簡単です。定期的にチェーンに油をくれてやれば長持ちします。
写真の様にチェーンが完全にカバーで覆われている「ママチャリ」なら注油してある油も風雨にさらされにくく長持ちします。

「キーキー、ガサガサ」音がならない程度に注油していればいいだけです。

メンテナンスの簡単さも大きなメリットです。

注油のやり方は、簡易的なチェーンカバーの場合はチェーンが見えるので、CRC-556の潤滑油なんかをクランクを回しながら1周吹いて置けばいいでしょう。

写真のようなカバーで覆われている場合でも、後ろの隙間から細いノズルを差し込んで行えば簡単です。
クランクの付け根のネジを緩めれば前の歯車が見えるのでコレを外すのが正攻法です。が面倒です。

内装変速の場合

内装3段とかいうやつです。基本的には無変速と同じメンテナンスで大丈夫です。
内装変速機をばらして注油するなんてことはする事ありませんので・・・内装変速機自体はメンテナンスフリーです。

変速機能があるのでシフトワイヤーの調整はしなければならない事があるかも知れません。
シフトレバーを回しても変速しずらくなった時に考えればいい事です。

あまりメンテナンスしたくない人や自転車に興味のない人にはおすすめかも。

外装変速の場合

変速付きではコレがメジャーですね。6段とか7段変速の付いたものです。
使用している地域に勾配が多い時には変速があると便利です。

ただし使い方を理解しているのならですが・・・

変速機の使い方は【ママチャリ】のギア変速 使いこなしてますか?知らないと後悔する変速機の真実!!を参考にしてください。

外装変速は変速機がむき出しですのでメンテナンスの具合で利便性が変わります。
具体的には定期的に注油をしてあげないとチェーンの油膜切れを起こし「キーキー」鳴ってしまいます。

この状態で使用されている方を結構な割合で見かけたりします。

しかも、このパターンの場合はシフトワイヤーも伸びていたりします。
変速しようとシフトレバーを回しても「カチッ」と決まらない場合が多いです。

今の自転車の変速はインデックス機能が付いているので、昔(昭和の時代)の様にレバーで微調整する必要がありません。レバーをじわ~っと動かして変速したところで少し戻す。この加減が難しく当時は変速の技術も必要でした。

シフトレバーを「カチッ」と回せば「カチッ」と変速します。

余談ですが小学生の頃のジュニアスポーツサイクルの変速は憧れでしたね。
ですので発売当初のSISは自転車マニアから敬遠されていたとか・・・(ガキのおもちゃか~みたいな)

シマノのSISが主流です。(シマノ・インデックス・システムの略ですよ)
外装変速は定期的にメンテナンスをすることで「ママチャリ」を快適に使用する事ができる。と覚えておいてください。

どの変速のタイプでもチェーンへの注油が基本です。

電動アシストは?

今はやりの電動アシスト自転車も気になります。価格も10万円そこそこからと手頃になってきました。
子供乗せ自転車ならその効果は絶大なのかも知れませんね。

私も先日坂道を走行中、前後に子供を乗せたママさんに悠々と横を抜いて行かれましたので「電動アシスト恐るべし!!」です。

子供乗せの電動アシストの場合はもはや装甲車のように頑丈で価格も20万円位ですかね。
重量もおよそ30㎏!!さらに子供が乗るのですからすごいですね。

普通の買い物に電動アシスト自転車は必要か?

私は少し?がつきます。工勾配が多い地域なら有用なのでしょうが比較的平坦な地域では必要あるのかな?と感じてしまいます。

電動アシストは自転車と言うより家電です。外での保管も気になりますし、充電の手間、充電池の寿命(3~4年で交換費用が3~4万円)10年も使用する私としてはランニングコストが悪く感じてしまいます。

電動アシストにするのなら私ならコストが抑えられる外装変速を選びます。個人的にです。
自転車店の皆様すみません。

自転車業界で話題になるのは新しいもの好きの「ロードバイク」「クロスバイク」
一般の方向けのための「電動アシスト」と私は思ってます。

好きならどこにお金かけてもいいとは思います。私みたいに散策が好きなら「ロードバイク」でもいいでしょう。
趣味の「ロードバイク」です。

でも、普段の足位にしか考えていないのなら、流行に流されずに自分の使用環境をよく考えてそれに合った「自転車」を購入する方がコストパフォーマンスが良いと考えます。

自転車の事をあまり知らず「電動アシスト自転車」を購入し4年で充電池が弱くなり、交換する費用が掛かったり、何かしらの電気的な不具合で本来の性能が発揮されないと言った事態も考えなければなりません。

余談ですが私はiPhoneSEを使用していますもう5年も使用していますのでさすがに充電が弱いです。
この状態が自転車で起こる訳です。充電の頻度も持ちも悪くなる事を理解して置く事は必要です。

この状態で自転車店に相談して「電動アシスト自転車」の充電池交換する人あまりいませんよ~
ほとんどの方が買い替えてますね・・・
何て言われると確かに「充電池に4万円」は高いかな~と感じてしまいそうです。
なら安心して乗れる新しいのに買い替えようかな?

10万円で安心して乗れるのなら買い替えも必要かもしれません。

私の場合は長期的に見て電動アシストに魅力を感じません。
子育ての時期を過ぎてしまったのもその理由です。

電気仕掛けになったとたんにせっかくエコな乗り物が面倒なものになってしまい、エコから遠のいていると感じてしまうためです。

自分のライフスタイル、住環境なども考慮して購入を考えてください。
10万円以上の高い買い物になりますので・・・

それでも自動車を維持するよりは圧倒的にコスパが良いのは明白で、市街地だけが主な行動範囲なら十分です。
運ぶ荷物の量は限られますが、ものによっては配達を依頼すれば良いだけです。

「電動アシスト自転車」については【電動アシスト自転車】普通のママチャリじゃだめなのか?でも記してあります。私の住環境では必要ないかな~の後ろ向きな内容です。購入を検討されている方には参考になる内容です。

長期的に使用するための自転車の選び方 まとめ

  • 価格は自転車選択の基本です。それぞれの使用環境によって必要とされる機能は違ってきます。簡単にライトの種類「ハブダイナモ」と「ダイナモライト」、変速機能による価格差について記しました。
  • デザインは重要です。長く乗るのなら多少高価ででも気に入った自転車に乗る事が大切です。自分の気に入った愛車なら大切に使用するものです。
  • 変速機能、無段変速について内容がダブりましたが、必ず悩む内容なので詳しく記しました。
  • 電動アシストについて私なりの考えです。参考にしていただきたいです。高価なものですので、アシスト機能を重りにはしたくありません。

自転車はエコな乗り物です。しかしそれは使い方により寿命には大差が生まれます。保管場所など使用状況によりますがそれなりにメンテナンスを行えば何十年も使用する事も可能です。
使用状況が悪ければ、ほんの数年でガタガタになってしまう事もありえます。

自転車は大変コスパのいい乗り物ですので、ほどほどのメンテナンスで長く使用したいものです。

楽しい自転車ライフを送りましょう。
ありがとうございました。

コメント