自転車はもっとも身近で、使用している年齢層も幅広く、あらゆる多様性に応えてくれる素晴らしい乗り物です。
そんな素晴らしい乗り物であるにもかかわらず大切に扱われている自転車、特に「ママチャリ」はぱっと見ですが非常に少ないように感じます。
とてもひどい状態のものも・・・
「購入時から空気入れくらいしかしていないのではないか?」
と思わせるようなものまで見かけます。
「たった3つのメンテを行った」だけで、走りは劇的に?変化します。
そして寿命も長くなります。
- 空気の確認
- ブレーキの効き具合
- サドルの高さ
「超」が付くほどの基本的な内容です。
紹介しますので参考にしてください。
このひと手間で快適に!!
普段の足としては優等生の「ママチャリ」
毎日の通勤・通学そして近所の買い物での必需品ですね。
この「ママチャリ」ちょっとした「ひと手間」で快適に走行できます。
今回はそのいくつかを紹介します。
なぜ、こんなことをわざわざと記すのか?
それは、新しく自転車を購入した時のかみさんの一言です。
「新しい自転車は見た目はきれいだけど、前の自転車の方が走りやすかった!!」
新しい自転車を見ると「確かにこれは・・・」と思う部分もありました。
普段少しだけ気にして置くと良い事と、ちょっとだけマニアックな事を紹介します。
皆様の「自転車ライフが激変する」と言っても過言ではない?内容なんだけどな~
何を差し置いてもまずは空気圧の確認!!
誰もが行っている「空気の確認」知らない人はいませんよね。
しかし頻繁に確認されている方はどれほどいるかは少々疑問です。
分かっていても面倒というのが本音です!!
街で見かける「ママチャリ」たち、見るからに空気不足と思われる状態のものを多く見かけます。
非常にもったいないです!!
余計な労力を使用しているのが「もったいない」のです。
普通に使用できてるんだから特に問題ないでしょう?と言いたい気持ちはよ~くわかります。
でも一度適正空気圧に空気を入れてみましょう。
適正空気圧はタイヤのサイドに表示があります。写真は「ロードバイク」なので高圧ですが、一般的な「ママチャリ」ならば3~4bar位入れて置けば良いでしょう。
ここは「ママチャリ」向けの内容ですので、空気圧の管理は重要で体重や路面の状況などを考慮して調整して最適な空気圧を・・・なんて小難しい事は考えないようにしましょう。
自転車店の店頭に空気圧計付きのコンプレッサーがあるところがあります。
一度お借りして空気圧を確認すると何となく目安が分かります。
思いのほか空気が足りてなかった事に気付く事もあります。
指で押してみて、実際サドルにまたがってタイヤの硬さの感覚を覚えましょう。
- 空気圧を確認した後に走り出すと同時に「走りの軽さ」に驚くことになります。
よっぽど鈍感でなければですが・・・ - 路面を滑る「ママチャリ」に変身します。
快適を維持するために、面倒でも2週間に一度は空気を確認して・・・が面倒なんですよね。
なら、1ヶ月に一度なら・・・
わかる、わかるよ!!
そういう時は「お父さんにお願い」しましょう。
写真の様なフロアポンプがあると「ママチャリ」の走りが変わります。
やっぱりゲージ付きが安心です。(男心をくすぐります)
個人的には写真の様に上部に付いていた方が視認性が良いので好みです。
自転車店で3千円位~で購入可能です。
これは”サイクルベースあさひ”で購入しました。
英式(普通のバルブ)、仏式、米式に対応してます。ので「ママチャリ」以外の「スポーツ車」「自動車」の空気も入れられます。
私もホームセンターの店頭で特売されていた千円位の空気入れを長年使用していました。
その時は「これが普通」でしたので何の疑問も持たずに使用していました。
タンク(蓄圧タンクと言うらしい)も付いているので良さそうに感じてました。
専用の「フロアポンプ」は、それに比べると値段が高いので購入を躊躇してました。
そもそもそんなに頻繁に空気入れないし・・・
今はものすごく後悔しています。
「空気入れがものすごく楽になったからです」
何度ポンピングしてもなかなか規定値に達しない・・・
「エアゲージ」で空気圧を確認する時点でポンプを外してしまうので、蓄圧タンクに溜まったエアーはまた1から溜め直し・・・
ホームセンターの店頭で特売で販売されているポンプを使用している方は、一度検討することをおすすめします。
チョットいいの選んでみてはいかがでしょうか?
ブレーキの引き具合の確認
これは、しっかり確認しておかないと危険です。
しかし意外なことに結構適当に使われている方を見かけす。
「ブレーキレバー」を引いた時に引き切って「ハンドルバーにくっついてしまう」なんてのはもってのほかです。
自転車が止まらない怖い思いをしますよ。
ブレーキレバーを引いた時に基本はハンドルバーとの中間の位置でカチッと止まるのがちょうどいいです。
手の大きさや好みがあるのでブレーキアーチのアジャストボルトで調整してください。
画像が無いと分かりずらいですね。
ブレーキの調整方法につきましては【ママチャリ】ブレーキの利きが悪い時の「簡単な」調整方法!!に記してあります。参考にしてください。
サドルの高さ調整
これは使用用途によって変えるべきなのか?
考えるところです。
安全面を考えると「小学校の自転車講習」の時のように
「足つき性重視」で両足が地面に付くように調整するべきところでしょうが、快適性を考えると「片足つき」位が丁度いいと思います。
ペダリング重視ですとサドルにまたがって「ペダルの一番下がかかとの高さ」に調整が基本となります。が「ママチャリ」の場合はこれでは高過ぎます。
その時の使用状況により上下させればよいでしょう。
子供用の自転車で見かける「足つき性超重視?」はかえってバランスが悪くなりやすいので安全の範囲でサドルを上げてあげましょう。
余談ですが補助輪も早く外れます。
バランスとりやすい → 補助輪が邪魔になる → 補助輪外す
※補助輪が邪魔になるというのは曲がる時に角度が付けられない(車体が傾かない)ためです。
以上の3点でも十分快適
- 空気の確認
- ブレーキの効き具合
- サドルの高さ
この3つを行うだけでも新車購入時の快適さを長期的に持続させることができます。
この後はこの3つの他にさらにこれを行うと「さらに快適になるかもよ」という内容を記します。
人によっては違いを感じる事ができる内容です。
うちのかみさんが分かるくらいなので・・・
チェーンへの注油
あたり前です。と言うかこのサイトに来るような人には当たり前ですが、一般の人には当たり前でないのも事実です。
私のマンションの駐輪所には恐らく一度も注油してないだろうという自転車が結構見られます。
可愛そうです。
隣の自転車も間もなく1年経ちます。変速ギア(スプロケット)に錆が出ています。
キーコキーコ、ガチャガチャ音がするひどい状態になっているのもありますね。
家庭に一本 CRC-556 を注油するとスムーズに動くようになります。
赤と黒のあのスプレー缶です。
スプレー後は余計な油を拭き取りましょう。埃の付着を防ぎチェーンが長持ちします。
ズボンの裾も汚れにくくなりますね。
くれぐれもタイヤにはかからないように注意してください。
ちょいムズ?チェーンの張り調整
購入してからしばらくすると、チェーンがなじんできて伸びます。
チェーンが伸びると、チェーンケースに「カシャカシャ」当たるようになります。
ホイールの止めてあるボルトを緩めて、チェーン引きのボルトを締めてチェーンの張りを調整します。
あまり貼りすぎるとチェーンがゴリゴリ引っかかるような感じになります。
チェーンがケースに触れず、チェーンがスムーズに動くところに調整します。
最後にホイールを止めてあるボルトを締めなおして作業終了となります。
機械の分解は簡単に書くと 緩める → 調整 → 締めなおす
だけなんですけど、これが意外に難しいみたいです。
ボルトの締め具合なんかは緩まず、締め過ぎず。経験です。
トルクレンチ使ってまでやる必要はないでしょう。
チェーンの張り調整に付きましてはママチャリ チェーンカバーからカチャカチャ音がするの不快ですも参考にしてください。
少しマニアック?ホイールハブ玉押し調整
これは少し特殊工具が必要です。と言っても薄口スパナです。
一般的な自転車店で13ミリ~17ミリの各サイズで3枚セットで販売されています。
たいていの購入後の「ママチャリ」はタイヤを浮かせて回転させた時に長い間回らず、直ぐに止まってしまう。
ホイールを外してハブの軸を手で回すと「ゴリゴリ」です。(写真のハブはスルスルです)
これはボルトが緩んでしまうのを防ぐために、販売時は強く締められて出荷されているようです。
ホイールにガタが出たらクレームになりますからね。
専門店?で「ロードバイク」の購入をしたのでしたら、調整しているかも知れませんね。
だいたい、ハブの玉押し調整なんて一般の人はしないでしょう。
この調整をすると、別物?になります。自転車自体の進みがよくなります。
まず、準備する工具は普通のスパナと薄口スパナ。
調整の方法
- ホイールを外す
- ロックナットを緩める
- 玉押しを調整する
- ロックナットを締める
文字書くとこれだけのことです。
実際行うと玉押しとロックナットの調整を出すのは慣れが必要です。
ゴリゴリせず、ガタは絶対に出ないように!!
何度も何度も繰り返す・・・
調整後は全くの別物になります!!
ただ、定期的にホイールのガタが出ていないか確認してください。
最後に「最重要メンテ」のまとめ
「ママチャリの走りをを快適にするため」の効果の高いメンテナンスを紹介しました。
- 空気の確認
- ブレーキの効き具合
- サドルの高さ
ハブの玉押し調整以外はそれ程難易度は高くないので調整できると思います。
チャレンジしてみてください。
画像があればもっとわかりやすいですよね。
すみません。引き続き書き加える予定ではいますのでよろしくお願いします。
ありがとうございました。
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