昨今流行の「ロードバイク」や「クロスバイク」は「シティーサイクル」いわゆる「ママチャリ」と比較すると圧倒的に「スタイリッシュ」で「かっこいい」ですね。
しかし「ロードバイク」や「クロスバイク」の購入する時に気になる事があります。
「細いタイヤはパンクしやすいのか？」です。
「ママチャリ」と同じ勢いで購入すると結構な割合でトラブルになります。
「ロードバイク」を購入する時に「パンク」する事を考える方は少ないと思います。それは今まで使用していた「ママチャリ」ではそれ程パンクで苦労した経験はないからだと推測できます。
「ママチャリ」では主に徒歩圏内での使用がメインとなるのでトラブっても歩いて帰るなり、途中の自転車店に持ち込めばどうにかなります。
しかし「ロードバイク」の場合は徒歩圏内を遥かに超えた場所でのトラブルも想定しておく必要があります。
実際「ママチャリ」でも頻繁に「パンク」する人もいます。
「ロードバイク」でも走行距離の割に「パンク」しない人もいるのは事実です。
羨ましいです。（運がいいですね）
ここからは少し余計な事ですが「ロードバイク」を購入すると、誰もが必ずと言っていいほど「いじりたく」なります。「速さが正義」「軽さが正義」の信仰にはまり、少しでも軽くしたくなるのが「自転車乗り」というものです。
走りを気になり、最初に「軽量化」したくなるのが「タイヤ」です。
他のパーツ交換より比較的安価で効果が高いからです。
見た目だけではありません。回転部分の「ホイールの重量」は走りに大きく影響します。
「自転車」の性能を「大きく左右するパーツ」だからです。
「軽いタイヤ」はトレッド部分（路面と接する黒い部分）が薄く作られています。「ママチャリ」の「タイヤ」とは比べ物にならない位薄いです。「タイヤ」のケーシング自体も薄く作られてます。
結果「ママチャリ」では問題ないような、小石やガラス片を踏んだだけでもダメージを受けてしまいます。
「ロードバイク」での走行後に「タイヤトレッド」を確認すると結構な割合で小石が刺さっていたりします。走行後は確認を行い小石を見つけた時には「取り除く」事により「パンク」のリスク回避できます。
下ろしたての「タイヤ」にいきなり小石が刺さっている事があります。
この時は結構「ショック」です。
「パンクしやすいかどうか」は走行する場所や実際の走行距離、「タイヤの種類」によっても変わります。
「パンク」は「自転車」を使用する上では避けて通れないトラブルです。
しかし、走行時に少し注意する事により「パンク」のリスクを下げられます。
毎日の「通勤・通学」である程度の距離を走る時には対策を行いたいです。
今回は「パンク」の予防方法やパンク修理に付いて記して参ります。
少しの対策で自転車使用時の安心感が変わります。
「ロードバイク」は「ママチャリ」よりパンクしやすいのか？
経験上になりますが「ロードバイク」の方が「パンクの経験が多い」のは事実です。
「ママチャリ」でも長い人生では「パンク」の経験はあります。
しかし記憶に残るエピソードがありません。
「ママチャリ」は主に徒歩圏内での使用がメインとなるのでトラブっても歩いて帰るなり、途中の自転車店に持ち込めばどうにかなります。
しかし「ロードバイク」の場合は徒歩圏内を遥かに超えた場所でのトラブルも想定しておく必要があります。
「ロードバイク」では・・・悲惨な目にあいました。
それは、「準備不足」の何ものでもありません。
「ママチャリ」でのパンクは？
正直あまり印象に残っていません。「パンクした事があったな～」程度です。
「パンク」しても、修理するまでの数日間は
「歩きで我慢しよう！！」で済ませられたからです。
近所の自転車店に持ち込んだ記憶も残っていません。
タイヤが「ズリムケ？ズルムケ？」でビード（中のワイヤー）がむき出しになってまで使用していた経験があります。
「よくここまで乗っていたな～」と感じるくらい使用した経験があります。それくらい「ママチャリ」のタイヤは頑丈です。
写真はGIANTのCONTEND2に付いていたタイヤS-R3ですがかなり頑丈なタイヤでした。重量は重いですが通勤・通学に使用するにはこの位のタイヤを使用する方が安心です。
もちろんそこまでしようしたタイヤは寿命を全うしたので「タイヤ交換」をした事は言うまでもありません。
「ママチャリ」の「タイヤ」はトレッド面が厚く出来ているので比較的パンクしずらいです。
重量は犠牲になりますが「安心感」はあります。
しかし、いくら頑丈な「タイヤ」でも釘のような鋭利なものが刺さってしまえば、ひとたまりもありません。
最近はあまり見かけませんが「画鋲」が刺さっていた事がありました。
走行中に空気が抜けたので路面に落ちていたのを踏んでしまったのでしょう。
その時は「なんだよ～」と思いましたね。
乗ろうとした時にパンクしていたら「イタズラされた」と思っていたかも知れません。「イタズラ」でなかったのが救いです。
ここまでは一般的な「ママチャリ」の使用をされている場合です。「ママチャリ」でもそれなりの距離を走る事が可能です。
「自転車通勤」をしたり、サイクリングで少し遠出をする場合は「パンク対策」として「パンク修理道具」や「シーラント」「携帯ポンプ」を持っていた方が安心です。
「サイクリングコース」なんかでパンクしたら、近所に自転車店なんてありませんので「携帯の工具」もあるとなんかあった時に役に立つかも知れません。
私はあと「ビニールテープ」は携帯する様にしています。
何もないのが良いのですが「安心感」も持っていたいです。
「ママチャリ」でも少しでも距離を走行する場合は、備えて置く事をおすすめします。
「ロードバイク」でのパンクは？
走行距離自体が長いので時系列でみると「パンクの確立」は高いような気がします。
（統計は取っていないので感覚的です）
「とんでもないところ？」でトラブルに見舞われる可能性が高いと感じます。
「とんでもないところ」とは普段の移動範囲から外れたところになります。
「ロードバイク」は「ママチャリ」に比べると圧倒的に行動範囲が広くなります。
出先のどこでトラブルに合うかは「運」です。
自宅の近くで「トラブルが発生する」とは限りません。「ロードバイク」で走ると必然的に遠方での「トラブル」が多くなります。
「探究心」も生まれ遠くに行きたくなるためです。
よりによって「こんなところで」・・・となるわけです。
私にも苦い経験があります。【ロードバイク】購入後 一週間でパンクした時の話・・・は今だに語り継がれる苦い経験です。お陰様でその後は用心深くなりました。
「トラブル発生時」の対策をしているか、いないかで対策に大きな差がでるのです。
「パンク」してタクシーで家に帰るわけには行かないだろうし・・・
親に救援をしようものなら「その後の人生ではパンクして呼ばれた」と言われ続けることにもなりかねません。（これ私のことで40年近く言われ続けています）
あの時にしっかり対応できていれば・・・人生が変わっていたかも？
「クリンチャー」の場合
現在主流の「クリンチャー」なら「替えのチューブ」に交換するのが定番です。
または「チューブにパッチを貼る」事になります。
「替えのチューブ」に交換したにもかかわらず、運悪く2回目の「パンク」に見舞われた場合には「パッチ」を貼るしかありませんね。
慣れればたいした作業ではないので比較的簡単に行なえます。
いずれにしても「速攻で直せる」訳ではありません。
時間には余裕を持つ事をおすすめします。焦るとろくな事がありません。
「チューブラー」の場合
「チューブラー」の場合は基本的には「タイヤ交換」になります。以前使用していた「タイヤ」を「スペアタイヤ」として常に携帯しておく必要があります。
できるのなら「リムセメント」（接着剤）がベタ付いている状態がベストです。
「タイヤ」をリムに、はめて空気を入れると接着できるからです。
「タイヤ」がベタ付いていない場合は軽く「リムセメント」を塗って貼り付ける事になりますので少々面倒です。
写真は「リムセメント」が乾燥してしまっているのでそのまま「スペアタイヤ」としては使用できません。
「リムセメント」を携帯して「スペアタイヤ」をその時に貼り付けるか、あらかじめ軽くタイヤのフラップ面（布の部分）に「リムセメント」を塗っておく必要があります。
安全性は保障できませんが文房具店で「コニシのG17」あたりの接着剤でも塗ってリムに貼り付ければサイクリング位の走行なら大丈夫かと・・・
「とりあえず走れるようにする」なら
「クリンチャー」でも「チューブラー」でもとにかく目的地に到着しなければならない状況ならば「ケミカル」を試してみるのも一つの手です。
「ケミカル」とはいわゆる「パンク修理剤」です。
賛否はありますが、朝の「通勤・通学」で急ぐ時には試してみる価値はあります。
スプレータイプの「瞬間パンク修理剤」もありますので何かしら携帯して少しでも可能性を高めておく事が大切です。
「修理剤」が効かなかった場合は残念ですが正攻法の「チューブ」や「タイヤ」（チューブラーの場合）の交換になります。
余談ですが「パンク修理剤」で応急処理をした場合でもそのまま「タイヤトレッド」が薄くなる、「タイヤの寿命」まで使用できました。もちろんそんな時でも「スペアタイヤ」の携帯は必須です。
その日の走行で一番遠いところでのトラブルを想定して準備する。
「パンク」しないための対策！！
それは「走らない事です！！」走らなければ「パンク」しませんので・・・
それを言っちゃ～おしまいだよ。
「ロードバイク」 見ているだけで 美しい！！（まさに機能美！！）
次行こっ
実際「タイヤ」のメンテナンスや走行時に注意をする事で、「パンク」のリスクを下げられます。
空気圧の調整（確認）
「空気圧の調整してますか？」と聞くと結構な割合で「ほとんど確認しない」の応えが帰ってきます。（これ私の工場に通ってくるパートさん）
話を聞くと「タイヤがつぶれた時に空気入れます」と言った反応です。
「非常～によくない」ですね。
「パンク」の確立がグ～ンと上がってしまいます。統計は取っていませんので感覚ですが・・・
（このフレーズしつこいですね）
実際年に数人「空気圧不足」で路面との「リム打ち」が原因で「パンク」されるパートさんがおります。
- 「小石やガラス片」をはじき飛ばすため、「パンク」を抑える事ができます。
- 「路面との接地面」が減るため「異物」を踏んでしまう可能性が減ります。
- 「転がり抵抗」が減るので走りが軽くなります。
「ロードバイク」は思った以上に高圧にしなければなりません。もう「カチカチ」です。
画像の 120psi（8barチョイ位) は最初ゲージで確認した時は
「こんなに入れて大丈夫か？」
心配になるほど高圧です。
空気圧は体重や走行する状況により変わります。と言うより「変えた方がいい」です。
「空気圧」が高すぎると車体がポンポン跳ねてしまいます。「タイヤ」で路面からの衝撃を吸収できないためです。この状態は走行時の抵抗にもなってしまいます。普通の路面を走行するには「適正空気圧」では少々高い感じがします。
「空気圧管理」のために「ゲージ」（圧力計）付きの「フロアポンプ」は必須です。
初めて使用した時には、自らの「愚かさ」「無知」を感じました。本当に・・・
- 全然空気圧足りてない！！
- 適正空気圧の半分くらいしか入れてなかった・・・
結構な割合で明らかに低い空気圧で走行している「ロードバイク」や「クロスバイク」（新顔？）を見かけます。
「ロードバイク」に限らず「ママチャリ」では格段に多く見られます。
高圧の「スポーツ車」なら最低でも「週に1回」は「ゲージ」で確認してください。
特に「ロードバイク」は減りが早いので安全で快適な走行するためにも「空気圧管理」が必須です。
「ゲージ」付きのフロアポンプを使用して確認するのが便利です。
走る時に少し意識するだけでもリスクが減らせます
自転車は「軽車両」ですので基本？「車道の左側」を走行することになります。
そこで気にしなければならないのが「路面の左端のゴミです！！」
キッチリ左端に寄せると、車の走行により集められてできた「ゴミの吹き溜まり」（小石やガラス片など）を踏んでしまいます。
結果「パンクのリスク」が増えますので路肩に寄せ過ぎないのが走行時のコツです。
「タイヤ」が路面のゴミを踏んで「パチパチ鳴る状態」は大変リスクが高いと言えます。
左に少しの余裕「エマージェンシースペース」は残しておいた方が何かと安全です。
大きなトラックが横に来ると怖いですし・・・
歩道はチョットだけ・・・で走ってしまいがちです。
しかし「自転車走行可」の歩道でもおすすめできません。
「予想外のゴミ」（ガラス片など）が多く「パンクのリスク」も高くなるからです。
私の経験では「歩道」と「サイクリングロード」でのパンクがほとんどです。
ガチの「ロードバイク」で歩道を走行するのは「格好悪過ぎ」なのでやめてもらいたいです。
あと・・・車道の逆走も。
「ケブラー入り（パンク防止ベルト入り）」のタイヤもあります。
1センチ程の帯状の薄いベルトが「タイヤトレッド」の裏側に張り付けてあります。確かに刃物は貫通しにくいです。
しかし「パンク」する時にはします。
何か細いものが刺さってしまえば、ひとたまりもありません。
お守り程度と心得ておきましょう。
「パンク」時の対応いろいろ
修理用具
パンク修理のパッチその他工具は携帯しておくのは必須です。
詳しい作業の方法は【自転車のパンク】修理の仕方をネットで検索すれば出てきますね。（不親切・・・）
「携帯ポンプ」を持っていても「ほとんど意味ない」と思います。「パンクしたタイヤ」に空気を入れた瞬間から抜けてしまいます。
賛否はありますが「シーラント」も持っていると安心です。
- チューブラータイヤ（チューブとタイヤが一体になっているタイヤ）なら多少走行できます。（これは数回経験あります）
- 本当のピンホール位の場合です。家まで10㎞位の地点で気付き、途中2回ほど空気を入れて家にたどり着きました。
後で記す「パンク修理剤（ケミカル）」を入れたり、タイヤを貼り替えたりするのは手間がかかるので。外ではなるべくやりたくありませんね。
【ケミカル】意外に使える！！
最近？（30年前にもありました）よく見る「パンク修理剤」です。「これを入れておくと小さな穴なら瞬く間にふさいでくれます」と言うものです。
写真は「ノーチューブ」というパンク修理剤です。本来は「チューブレスタイヤ」に使用するようなのですが。
値段は500円位です。
あらかじめ注入しておいたり「パンク」した時に使用します。
私は「パンク」した時に何度か注入しました。
【バルブコアが外れない場合】の添加剤の入れ方
「バルブコア」が外せるチューブは「バルブコアツール」を使用して「バルブコア」を外してそこから「シーラント」を充填すれば完了です。
「バルブコア」が外せないタイプは「シーラント」をチューブ内へ入れる方法を考えなければなりません。
問題なのがどうやって「チューブ内に入れるか？」です。
その方法を紹介します。
「チューブラータイヤ」の安いものはバルブコア（空気入れる部分）が外せないものが多いです。
- 「ラリー」は外せない
- 「ストラーダ」は外せる
そうなると「ラリー」の場合はパンクしたら修理剤は使えずタイヤを貼り替えるしかないのか？
これはなかなか面倒なので「添加剤を入れられるようにすればいい！！」となったわけです。
タイヤに添加剤を入れるための「延長チューブ？」を用意すればいいのでは？と考えました。
この「チューブ」をどこで入手するか？です。
- ホームセンターでのメーター売りで購入
- ペットショップのエアポンプ用のホース
- ￥100均のペットボトル用のストローを少し拝借
- 普通のストローをビニールテープで巻く
「添加剤」をタイヤ内に入れられればいいだけです。
実際使う時はこんな感じになります。
長さは長すぎると「チューブ」内に液が残り、短すぎると漏れてしまうので丁度いい長さが写真の長さです。
実際はこれでもチューブの隙間から液が漏れてしまいますが気にしないでください。
この添加剤1本で27インチ2本分が目安らしいですので、とりあえず1／4位の量を入れます。
「つないだチューブ」から漏れている液体が「シャバシャバ」なので「本当に大丈夫なのか？」と不安を感じます。
気になる方はさらにつなぎ目を「ビニールテープ」でぐるぐる巻きにしてやれば「シーラント」の漏れを防げます。
次に軽く「タイヤ」が膨らむ程度の空気を入れて（3～4bar位）穴の部分が下に来るように（液が穴に浸かるように）「タイヤ」の位置を変えます。
最初は「シューッ」と抜けて、タイヤの表面に「シーラント」が浸み出てきます。
すると「あれっ、塞がってる？」てな感じです。
穴が塞がり走行できました。
その後数か月何事もなく走行できました。だけど何となく「いつ漏れるか？」の不安もあり3か月位経ったところでタイヤ交換しました。
「チューブラータイヤ」は基本使い捨てです。全然エコじゃない。
あらかじめ「タイヤ」の中に入れておけば、「知らないうちにシーラントが効いていた」となるのでしょう。ただその分大きな回転部分である「タイヤの重量」が増すことになるので考えものです。
「数十グラムの重量」気にするくらいなら、体重や食べた量を気にした方がよさそうです。
トイレに行けばチャラになる？くらいの事です。
こう言いたいのですがタイヤは「回転」するので、その数十グラムが「走りに影響を及ぼす」かもしれません。
私は「体感できませんでした」
最後に やっぱり「パンク」は防ぎきれない
自転車に乗る以上「パンク」のリスクを「ゼロ」にはできません。
ただし備えていればいざと言う時に対応できます。
とにかく走って帰ってこれるようにする事が大切です。
- タイヤの「空気圧管理」を行うこと
- 走行時「路面の状況」に普段から気を付けること
- 添加剤の使用方法
について紹介させていただきました。
歩いて帰れる距離なら、少し大変な思いをするだけで大きな問題になりません。
いざという時のために「いくつかの対策」を考えておく事をおすすめします。
それでは楽しい自転車ライフを！！
ありがとうございました。
ところで「とんでもないところで」は私のロードバイクでの初パンクのエピソードです。
この後に続けると嫌になってしまう位長くなりそうですので改めます。【ロードバイク】購入後 一週間でパンクした時の話・・・実家に帰る度にいじられる30年以上前の苦い思い出です。
トラブル事も自転車の楽しみと思いたいのですが・・・
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