↑写真だと醜いので、メモアプリでいたずらした絵をアップしてみました(PD-7401)
「ロードバイク」に慣れてくると、スピードが欲しくなるのが人情?
そこで気になるのが足をペダルに固定してしまう「ビンディングペダル!!」ではないでしょうか?
最近では「少し大きな自転車店」でも普通に販売されています。
「フラットペダル」の「何とな~くこの辺でペダリングする」感覚から
「ペダリングはここでする!!」
足の位置を決めてしまうので「ペダリング」のロスは激減します。
結果「交換すると走りが変わりる!!」のは事実です。
趣味的な使用でも「スピード」は明らかに速くなります。
- 踏み込んだ瞬間 君はマシンと一体化する!!
- 隣のヤツに差をつけろ!!
昔の「ジュニアスポーツサイクル」のコピーように言いたいところです。
しかし、当然ですが良いところの裏には「ちょっとこれは・・・」と思うところもあります。
そこで気になる「メリット」と「デメリット」を紹介させて頂きます。
私の使い方でのものです。レースに出場して「ガッツリ走る」というよりは、「通勤」や「まったりとサイクリング」での使用です。
時には夕飯の食材を買うために「スーパー」へ寄ったりもしてましたので・・・
これこそが快速で「スーパー」へ向かう「スーパーバイク!!」?
高校生の時に「ロードレーサー」を購入しました。その時は「トゥークリップ&ストラップ」で足を固定するのが定番でした。
当時「ビンディングペダル」は出始めで、LOOK社から出てました。
「白黒のゴツイ」まだまだ特別な存在でした。
「トゥークリップ&ストラップ」はスタートのたびに
「ペダルをひっくり返してストラップで止める」
動作をしなければなりません。三角ペダルの裏面は踏みにくく「クリップ」を路面に引っ掛けそうでなかなか面倒なものでした。
これこそが「ロードレーサー」乗り!!
いちいち「ペダルをひっくり返す」不便さを「粋」に感じてもおりました。
しかし面倒には変わりありません。
その面倒な動作は「走行距離」や「時間」が多いほど比例して大きくなります。
実際走り出し時に「ガリガリ」こすったり、「ペダルをひっくり返す」タイミングが合わず「クリップ」を破損してしまいました。
やがて「スタートのもたつき」が面倒に感じて「ビンディングペダル」購入に至りました。
正直に言うと「別にそれ程不便には感じておりません」でした。
それは「知らなかった」からです。
「ペダルをひっくり返す」動作が普通と思っておりましたし、普段使用している「スニーカー」のまま乗れましたので・・・
では「なぜ購入したのか?」と言われそうです。
その本当の理由として「ペダルをひっくり返す」のが面倒と言うか
「アイツに差をつけたい!!」
と言うのが当時の本音でした。
初期のもので汚れていますが特別不便を感じていないのでいまだに現役です。
現在のものも「基本構造」は変わっておりません。
【ビンディングペダル】とは
スキーの板とブーツを固定するように「ステップイン」で「ペダル」と「シューズ」を固定できるペダルです。
最初はLOOK社が商品化したと覚えております。当時は画期的でしたね~(白と黒のゴツイやつ)
ペダルにはバネの力が利いている爪がついています。「シューズ」には「クリート」と言う専用の部品(写真では赤い樹脂製の部品)を取り付けます。この二つが合わさり固定する仕組みです。
写真を見れば仕組みが分かりますね。
ペダルを踏み込むと「カチッ!!」とはまります。「ステップイン」なんて言われます。
解除する時は踵(かかと)を外側にひねると外すことができます。リリースです。
この状態で「フラットペダル」の代わりにしたこともあります。しかしツルツルで踏み心地良くないです。当然ですが片面しか踏めません。
間に合わせでもこの使い方はおすすめできません。
【ビンディングペダル】のメリット!!
「正しいポジション」で固定されるので無駄な力が入りません。結果ペダルの回転運動がスムーズに行なえます。「踏む力」だけではなく「引き足」も使えるので効率よく力を使えます。
「スピードアップの効果」は装着後すぐに実感できます。
上にも記したように「ペダリングの効率が良くなる」ため速度も上がります。
「トゥークリップ」を使用したことがある人は分かると思いますが、ペダル裏の蹴り返しを引っ掛けて「クリップ」に「シューズ」を入れる動作が結構面倒だったりします。
「トゥークリップ&ストラップ」(←これ死後ですか?)の場合、ストラップで固定すると本当に足が外れません。
それが「クリートの先端」を合わせて「ステップイン」するだけで「カチッ」と固定されます。
結果走り出しが「スマート」です。
踵を外側にひねるだけで解除されます。「パチン!!」or「ビョン!!」と弾かれるように外れます。
【ビンディングペダル】のデメリット!!
以前は値段が高価とでも言いたいところですが、最近はかなりお手頃になりました。
しかし「シューズ」も専用となるためトータルではそれなりに高価になってしまうかな?
価格の目安としては「シューズとペダル」で ¥15,000も出せば購入可能です。
カーボン素材のものは当然高価になります。部品の精度も高く、「ペダルシャフト」を指で回すとヌルヌル動きます。(実際の走行での効果は正直分かりません)
普段乗りなら明らかに「オーバークオリティ」で必要ないですかね?
「メリット」では踵を外側にひねるだけで「パチン」と解除されると記しました。
しかしこれが慣れないと「とっさの時に外れない!!」そのまま「コテン」・・・
「立ちゴケ」の恥ずかしい思いをします。
とっさの時の行動は心理的に無意識で今まで通りの動作をしてしまいます。
つま先から足を出してしまうため踵をひねる動作ができないのが原因です。
これが「コテン」で済めば「恥ずかしい」だけです。
車道側(右側)に倒れてしまうと後方からの自動車との接触の危険性があります。
左側でもよからぬ状況の場合(崖とか、ふたのない側溝)なら「恥ずかしい」では済まないことになります。
「ペダル」の位置と力の入れ具合の関係で、「踵をひねりにくい状態」になりやすいです。
「ペダルもう一回し」できそう、足がブルブル「うわっ、外れない!!」となります。
たぶん私だけではないはずです。
- 「スタンディング」で力を入れている時に外すことはできません。
- 仮に外せても脛(すね)に「ペダル」をぶつける間抜けなことになりかねません。
坂道では限界まで「ペダリング」せずに早めに「ビンディング」を解除、「ロードバイク」から降りて押して登るくらいの余裕が必要です。
最初は近所で練習した方が安心して使用できます。
走行中に少しでも不安を感じたら「ビンディング」を解除して「クリート」を「ペダルの踏み面」に乗せて待機した方が安全です。
「クリート」付きの「シューズ」を使用する事になるため、「スニーカー」でのチョイ乗りがしにくいです。
やってできない事はないのですが「漕ぎずらいし滑りやすい」です。
「ペダル小さい」し・・・
使い古しの「クリート」をはめて踏み面を大きくして使用したりもしました。
それでも裏面が踏めないので本当の間に合わせくらいにしかなりません。
「シューズ」の裏面に「クリート」がついている。ということは
「と~っても歩きづらい」です。
「ペダルと固定」するのを目的としているため、「歩くことを全く考えてない」ので当然です。
コンビニのようなツルツルの床は特に滑りやすいので注意が必要です。
当然帰りに「スーパー」で買い物も立ちよりにくいです。特に大型店舗(ショッピングモール)には立ち寄らないように。「店舗の広さを恨む」ことになります。
少し面倒にも感じますが「フラットペダル」との使い分けがおすすめです。
「自転車」での利用だけなら右足の「クリート」はほとんどすり減りません。
「ゴー・ストップ」が多い場合は「足を地面につく」左足の「クリート」だけ減って行きます。
日常が入り込めば入り込むほど「歩く」ことになります。
結果「クリート」がどんどん減ります。
替えの「クリート」を必ず用意しておきましょう!!
と言うのも過去の話です。今はいい時代です。ネットで注文、数日で届くのですから・・・
「シマノ」以外の「クリート」や古い規格のものは店舗での扱いもなかったりします。
結局は取り寄せになります。ネットでの注文の方が便利かも知れません。
【ビンディングペダル・クリート】のメンテナンス
「ビンディングペダル」のメンテナンス
特に分解して整備する必要はないでしょう。私の使用していたものは20数年経っており「さすがにグリスが劣化しているだろう」と思い開けて確認してみました。
「グリスアップ」の必要がないくらいきれいな状態でした。
「グリスを追加」してそのまま戻しました。
「シャフト」のヌルヌル感も健在です。
長期間でも「室内保管だったから」かも知れません
「ペダルのメンテナンス」は固定力の調整がメインになります。
踏み面はきれいにしておきましょう。踏み面が汚れていると「ステップイン」や「リリース」が渋くなることがあります。
「クリート」のメンテナンス
メンテナンスは主に「クリートの位置」の調整になります。
位置の調整は本当に微妙です。わずか1ミリの違いでも違和感を感じます。
走行しては調整する・・・を繰り返し「ベストな位置」を探しましょう。
深い位置か?浅い位置か?最近はこんなに「調整がシビアなのか~」と思います。
個々の「ペダリングの癖」もあります。人生長いので「じっくりと付き合う」のがコツです。
基本は「力重視で深く」、「回転重視で浅く」すると考えるのでしょうか?
走行距離によっても変わります。
実に奥が深いです。
また「クリート」は「ボルトが緩んでズレ」たりします。
少しでも違和感を感じた時はボルトの緩みがないか確認しましょう。
緩んでいた時には直ぐに「修正・増し締め」をした方が安全です。
クリートの緩みは危険です!!本当に・・・
「クリートのネジ」が緩むと、止まろうとして踵を外側にひねった時に
「クリートがズレて外れない!!」と言う事態が発生します。
解除しようとした時に外れないのは「メチャクチャ焦り」ます。
私はこれで何度か「立ちゴケ」しそうになりました。
運よく「ガードレール」に助けられたこともありました。
「クリート」に土などの汚れが付くと「ペダル」とこすれて踏み面が摩耗します。
余計な力が加わり「クリートのズレ」の原因にもなります。
気になる「フローティング機能」はどうなのか?
「フローティング」とは「ペダル」と「シューズ」の遊びのことです。
「固定タイプ」だと長時間乗ると膝に負担がかかると言われています。
左右に動く余裕を持たせ、膝(ひざ)への負担を抑える効果があります。
写真の指の部分が「遊び」の部分です。
「固定タイプ」はこの隙間がありません。(デルタのクリートは黒です)
最初は「TIME社」が出していたように記憶してます。(レーシングだったかな)
個人としては「長距離」を走行する訳ではない、街乗り専門で「GO・STOP」が多い場合には「フローティングタイプ」よりむしろ「固定タイプ」のクリートの方が扱いやすかったりします。
一度「フローティングタイプ」を試しました。
しかし「ビンディングを解除」する時に遊びの部分が「ふにゃふにゃ」するのが面倒に感じました。
【ビンディングペダル】についてのまとめ
「ロードバイク」乗りの憧れ?「ビンディングペダル」についての「メリット・デメリット」を紹介しました。
結論「スピードはアップします!!」
ただし利便性は人それぞれの走り方で大きく変わります。
走りを重視すればするほど「ビンディングペダル」の効果が高く「メリットが多い」です。
走り以外の要素が多い人は、「デメリット」の方が多くなってしまします。
- 市街地での走行で、渋滞や信号の「GO・STOP」が多い場合は意外にわずらわしいです。
- 普段乗りと走りに行く時で「フラットペダル」を付け替えるのもおすすめです。
今回は「ビンディングペダル」について説明しました。
街乗りが多い私が記事にすると「デメリット」が多くなってしまいました。
個々の走行する「シチュエーション」に合わせて選んでください。
全く個人的な感想ですが参考にしてください。
「マシンと一体になった時、君は風になれる!!」 かも・・・
ここまで読んでいただき、ありがとうございます。
楽しい自転車ライフを・・・
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