「エントリークラス」の「ロードバイク」に”のみ”付いてるのが「補助ブレーキ」です。
「補助ブレーキ」が付いていると
「初心者丸出しでかっこ悪い!!」と敬遠される方もおられます。
購入後「直ぐに外したい」と思う方も多いのではないでしょうか?
私の息子も購入後、間もなく「取り外したい」と言ってきました。
不具合もないのに「付いてるものをわざわざ外す」のも忍びないので、そのまま「付けたまま」にさせました。
簡単に外すと言っても、バーテープを外してブレーキの「アウターワイヤー」を抜いて、ブレーキレバーいわゆるSTIを外してようやく外すことができます。
すみません、よく見たら「補助ブレーキ」のレバー自体はハンドルバーに挟んで固定しているので、止めネジを外して取り外しが可能です。
「バーテープは消耗品!!」少しでも汚れたら交換するのが基本です。
けれどもあまり汚れていないバーテープをわざわざ交換するのはもったいなく感じます。
「ロードバイク」購入してから間もなく半年、「補助ブレーキ」は無事に外されることなく使用しています。
「初心者丸出し」だけどあると便利なのでしょう!!
周りがどうかではなく「自分が必要と感じるかどうか」で決めるべきです。
自分の「ロードバイク」なのですから・・・
この後は「補助ブレーキ」のメリット・デメリット、仕組み、メンテナンス方法を記します。
【補助ブレーキ】のメリット!!ついててよかった
憧れの「ロードバイク」を購入する一番のメリットは「見た目」です。
「ドロップハンドル」が付いているだけで「本気」になります。
ところが「ロードバイク」の乗りはじめは「ドロップハンドル」の前傾姿勢がきつく感じます。
最初は定位置の「ブレーキブラケット」部分を握ることになりますが、それでも腕が疲れてきて「上ハン」を握ることになります。
上体が起きるので姿勢が楽だからです。
まったり走行していると前方の交差点から「自動車」や「自転車」または「歩行者」が出てくるかどうかの状況はよくあります。
「まさか出てこないだろう?」と油断していると・・・
「出て来るのか~い!!」ということがあります。その時は結構焦ります。
「上ハン」の時には「補助ブレーキ」がない場合は「ブラケット」部分に持ち替えてブレーキすることになります。
この持ち替えによる「ワンテンポの遅れ」が怖いです。
特に疲れた時は判断が鈍るものです。
「自動車」の例では運転手が「認識する自転車の速度」の違いで結構頻繁におこります。
恐らくですが「あの自転車速っ!!」
「自動車」の運転手がそのように思ったかどうかは分かりませんが「ロードバイク」としては「ひやっ」とする場面です。
「自動車」に限らず「自転車」や「歩行者」または「ランニングをしている人」など、起こりうる状況を瞬時に判断しなければならないことが多々あります。
この何かが起きた時に「補助ブレーキ」があると「上ハン」時の反応が速くなります。
「付いてて良かった!!」となるはずです。
「ハンドルバー」の持ち替えの必要がないからです。
「上ハン」の時は「そんなに速度上げないでしょ~?」とは言わないでください。
例えばの話です。「こういう時あるよ~」「こんな時便利だよ~」という話です。
「上ハン」を握るとどうしても「まったり」としてることが多いのも原因です。
まったり散策中とかでは「ブレーキ操作」自体が遅れがちです。
最大のメリットは「上ハン」使用時の「ブレーキへのアクセスの良さ!!」です。
外してしまいたい【補助ブレーキ】のデメリット!!
メリットの逆にはなります。正直「見た目がダサい」感じがする。(ここはあえて感じがするとしておきます)
初心者向けの「ロードバイク」に付いているため、「初心者に思われたくない方」や「格好優先」の方は見た目から外したい衝動に駆られます。
「ロードバイク」で走っていると「チョットイカしてる!!」と勘違いしてたのは私だけではないはずです。
これが「ロードバイク」の魔力です!!
息子は「補助ブレーキ」ダサいからブレーキバーを「鉄のこで切りたい」といってきました。
これは「即答で阻止」しました。
全く仕組みを知らず「鉄ノコ」でゴリゴリ切断するのは大変です。しかも切った後の切断面も処理しないと「ケガ」の原因となります。(そんなことしないと信じていますが)
そもそもですが「補助ブレーキ」のレバーを切断しただけの状態で台座がそのまま残っていたら、それこそ「究極にダサい」です。
「ロードバイク」に乗っているのに「自転車」いじれないヤツ!!
「キモッ、キモッ、キモッ~キモ過ぎるやろ?」(弱虫の御堂筋君風)
「基本的な仕組みも知らないのにロードバイクに乗るのダサいやろ?」
そもそも「ブレーキレバー」だけ切断しても何のメリットもありません。
「ハンドルバー」がスッキリする訳でもありません。
補助ブレーキが付いていると
ハンドルステム周りがごちゃごちゃです。「補助ブレーキ」がないだけで多少はスッキリします。
「ベル」に「サイコン」「ライト」人によっては「スマホ」などの取り付けが楽になります。
画像では見ずらいですが、「ライト」が「ハンドルバー」の下に付けてあります。少しでもスッキリ見せるための苦肉の策です。
「補助バー」を新たに付けて装備すればいいのでしょうが、最近はとにかく重装備ですね。
「サイコンマウント」を使用して「ハンドルステム」の上から「サイコン」を移動させて「少しはスッキリ?」しました。
高価な「スマホ」を「ロードバイク」につけてマップ確認しながら走行・・・ってどこまで行くのかね。
「毎日の通学で道に迷ってどうすんねん?」
これは冗談ですが・・・
「スマホ」で確認が必要な時にカバンのポケットから取出せばいいことです。
道確認しながら走行するの危険ですし充電も減ります。
少し遠くへ行く時は「あらかじめコースを確認」しておきますよね?
重量の増加になる?(ロードバイクあるある)
これは気にし過ぎです。「ロードバイク」を購入すると「軽量化」したくなります。
「軽いことがすべて」で「軽ければ早くなる」と思わされているからです。
この部品に交換すると「何グラムの減量」「トータルで何グラム軽量」できました。
「軽量化」にはまるとお金がいくらあっても・・・と言っては言い過ぎですが結構かかります。
「財布の軽量化?」になります。(キャッシュレスだから関係ない?)
このような「軽量化」の情報が目や耳に入るようになるのが「ロードバイク乗り」です。
まず現状で外せる部品は・・・
「携帯工具」は最低限にして「弁当」も控えめ?「教科書」などは当然置き勉で・・・最後にたどり着くのは「補助ブレーキ外そう!!」となる訳です。
「ロードバイク」は何をするための道具なのか?「ご利用は計画的に!!」考えたいです。
「弁当」をコントロールして体の減量が一番コストパフォーマンス良かったりして・・・
【補助ブレーキ】の仕組みは?
知らなかったので改めて確認してみました。
分からない時は良く観察してみることが大切です。「ブレーキ」にかかわらず仕組みが理解できると「メンテナンス」しやすくなります。
仕組みはいたって簡単です。「アウターケーブル」に挟んであるだけです。
これで分からない方は「観察不足」です。
恐らく他のパーツの調整もあまりできていないのではないでしょうか?
「補助ブレーキ」を握ると「アウターケーブル」が長くなることになります。
「アウターワイヤー」が長くなると「インナーワイヤー」が引っ張られることになるので「ブレーキキャリパー」が動く仕組みです。
たったこれだけの仕組みです。昔はブラケットから「補助ブレーキのレバー」がニョキっと生えてました。これを考えると「なるほど~」と思います。
私が言う昔って「ブレーキブラケット」から「ブレーキアウターケーブル」が触角のように生えていた時代です。あれも趣があっていいんですけどね。もちろんシフトは「ダブルレバー」です。
時代は変わり「ブレーキワイヤー」も「シフトワイヤー」もハンドルバーにはわせるようになりました。見た目もスッキリしました。
その代償として「メンテナンス」はしにくくなりました。
ハンドル周りはスッキリしました。ハンドル周りに限らず、フレーム内に「ワイヤーケーブル類」を通すことで全体にスッキリですね。
その代わり「メンテナンス」は面倒になりました。ブレーキの引き具合も重いですね。
「ブレーキワイヤー」の適正な長さや取り回しも適正範囲が狭くなった感じがします。
「お前の感じ方」はどうでもいいといわれそうですが、実際ブレーキの利き具合やハンドルの操作の具合や「シフトチェンジ」のスイートスポットは狭くなりました。
【ブレーキレバー】が戻りにくい現象(補助ブレーキが原因か?)
購入から半年ブレーキの引きしろは「アジャストボルト」で調整してました。
しかしなんとなく「後輪のブレーキレバー」の戻りが悪い。
前輪と比べると後輪はどうしてもワイヤーが長い分しかたがないのです。
それにしてもこの状態は「好ましくない」です。
使用している本人(息子)はそれなりに調整しているから大丈夫なようです。
しかし確認すると・・・何となく「カチッ」と決まらず「もっさり」したフィーリングです。
「安全性に直結する」ためです。
原因は何だろうか?
もしかして「補助ブレーキ」が原因か?と推測し観察しました。
見た感じですが「ブレーキアウター」の途中に挟み込んでいるだけですので「全く影響しない」とは言えないものの、ほとんど影響が無いと考えられます。
「ブレーキアウター」に少なからず余計な力が加わることは明白です。
STIは「ブレーキ」と「シフト」を兼ねているので調整は「ダブルレバー」よりはシビアになるのは当然です。
毎日使用しているなら「微妙な変化」に気づきたいものです。
実際は「毎日使用しているから気付けない」のかも知れません。
原因は「油切れ」
今まで特に「メンテナンス」していないので原因は「ブレーキキャリパー」や「インナーワイヤー」の油切れです。
長い期間に駆動部分に「もれなく注油をしていたのか?」気になりました。
自然に蒸発したり、雨に降られることもあるので表面は拭き上げても流れてしまったりもします。
まずは「ボロキレ」でキレイに拭き上げます。
「掃除はメンテナンスの基本」です。
「ブレーキレバー」を動かして可動部分をしっかり確認します。
可動部分に行きわたるように少量注油し、「ブレーキレバー」を動かして馴染ませます。
「ブレーキワイヤー」の見えているところにも注油します。(アウターと触れている部分の摩擦低減のためです)
これで「もっさりした感じ」は改善しました。
「補助ブレーキ」が直接の原因ではなく「メンテナンス不足」が原因でした。
「ロードバイク」乗りなら油切れに注意しましょう。
【補助ブレーキ】についてのまとめ
確かに見た目は初心者っぽいです。しかしついていると「上ハン」使えるので便利です。
余計な費用と手間と時間をかけて無理に外すのはおすすめしません。
レバーを無理やり切断するのは言語道断です!!(そんな人はいないとは思いますが・・・)
重量の増加はレースに参加しなければ、特にシビアに考えることないでしょう。
他にやるべきことはあります。
「ロードバイクはシンプルであるべし!!」
というのなら、ついでの時に外すことを考えましょう。
仕組みは簡単!!
- 「補助ブレーキ」のレバーを引く
- 「アウターワイヤー」実質的に長くなる
- 「ブレーキキャリパー」が動く
- 止まる
よく観察してみてください。
「ブレーキレバー」の動きが悪いのは注油不足が原因です。
キレイに掃除して駆動部分に注油しましょう。
「補助ブレーキ」が直接の原因ではありません。
自身の使用方法に応じて試してみて、自分の愛車を作り上げましょう。
楽しいサイクルライフを!!
ありがとうございました。
あれから数ヶ月後・・・
あれから数ヶ月が過ぎ、息子の「ロードバイク」を見ると・・・
「補助ブレーキ」が外されていたのでした。
やっぱり見た目が重要なのか?
正直言うと、「ブレーキレバー」の駆動ストレスが若干減ったような気もします。
「エントリークラス」とは言えども速くなりました。30年前に購入した「クロモリバイク」で自転車通勤していた私が現在の「ロードバイクに乗った感想」はエントリークラスの【ロードバイク】乗ってみた 30年経つと進化している?で記してあります。
私なんかは何に乗っても大して変わらないと思っていたのですが・・・
気になる方はのぞいてみて下さい。
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