「自転車の空気圧」管理していますか?
「自転車」が直接地面に触れる唯一のパーツなのに意外と無関心な方が多いように感じてしまうのは私だけではないはずです。
「自転車好き」なら無意識で確認してしまいます。それだけ走りに影響するパーツだからです。
近所ですれ違う「自転車」が気になって仕方がありません。
その理由は「タイヤの空気が少ない」からです。つい目についてしまいます。
タイヤが半分くらいつぶれているので、走っている時に「ゴワゴワ」音がしています。
この状態を確認してから間もなく1ヶ月程経ちます。
ほぼ毎日すれ違うので声を掛けようかとも思いますが、大きなお世話かな?とも思い声を掛けられません。
もともと人見知りなのもあります。
その自転車は「電動アシストの子乗せサイクル」です。「電動アシスト自転車」は車体重量も25㎏以上で本人の体重も含めるとおよそ80㎏にもなります。そのまま使用していると少しの段差で「ゴツン」となってチューブが傷んでしまうだろうに・・・
タイヤ自体にも余計な力が加わり、タイヤサイドに亀裂が入ってしまうような事になるとタイヤとチューブ交換で5千円以上の出費になってしまう事にもなりかねません。
本当に「大きなお世話」ではありますが、「自転車の空気」についての記事です。
【ママチャリ】の空気いつ入れた?
「空気いれたのいつだったかなぁ~」と言う反応が多く聞こえそうです。
特別な「自転車好き」でもなければ、あまり気にしないのが現実かも知れません。
「ロードバイク」に乗るような方なら毎日確認するのでしょうが「ママチャリ」では多少空気が減っていても、「今日は大丈夫」と思ってそのままにしてしまうのも納得できます。
実際、私も家の「ママチャリ」に空気を入れたのは2週間ほど前の事です。
「2週間前にようやく空気を入れた」と言うのが正直なところです。
「まだ大丈夫」と思っていたのが、「もうそろそろやばいかな?」の段階で空気を入れました。
空気を入れると明らかに「走りが軽くなった」ので早く入れれば良かったな~
快適に乗るためには1ヶ月に一度は空気を入れたいです。
空気を入れたらどうなった?
走りが軽くなる
「走りが軽くなった」のが第一印象です。これはわざわざ言うまでもありません。
空気を入れた時に誰もが感じられます。
適正空気圧の4~5bar位入れて置けば十分でしょう。
人によっては路面からの振動がダイレクトに伝わるので、「快適じゃなくなった」と感じるかも知れません。
その場合は少し空気圧を下げても良いかも知れません。(規定の空気圧の下限に寄せるという意味です)
パンクの予防になる
空気が入っていると走行中に小石などをはじき飛ばし、タイヤへ刺さるのを防止します。
空気が少なくなってリムが路面に「ゴツゴツ」当たるような症状まで進んでしまうと、路面の振動でリムとタイヤの間にチューブが挟まり穴が開いてしまう事があります。「スネークバイト」と言われるパンクになります。自転車乗りには恥ずかしいパンクです。
何かしらの段差があった時に「ゴツン」と当たってしまいパンクしてしまいます。
最悪リムの変形してしまい、修理も高価になります。私は経験したことありませんが聞いたところによると1万円位かかったとか?
メジャーなリムなら比較的簡単に交換修理(ホイールの組み換え)ができるのでしょうが、特殊なものだと取り寄せたりするので修理に日数がかる事でしょう。
「ロードレーサー」購入間の無い時にパンクしてしまった話です。【ロードバイク】購入後 一週間でパンクした時の話・・・無知と言うものは怖いものです。
空気圧はどうやって確認する?
自転車好きでもないのに「ゲージ付きポンプ」をわざわざ購入する必要あるの?
と思われると思います。
私はホームセンターで販売られている特売のポンプではなく、少し値段がはりますが「ゲージ付きポンプ」をおすすめします。
値段は3~4千円位からありますので自転車店で見て確認してください。
リンクも貼らずに不親切で申し訳ございません。
実際に現物を確認すると「なるほど!!」と思えるかも知れません。明らかに廉価品とは違い作りがいいです。
グリップを握った感じが違います。(個人的な感想です)
「仏式バルブ」の自転車の方向けですが、私個人としては、わざわざ写真のような「エアゲージ」だけ購入することは無いと思います。(おおよそですが2千円~3千円します)
空気を少し多めに入れて上のボタンを押すと空気を抜く事ができますので微調整は簡単です。
ゲージ付きポンプのゲージって正確なのか?
私も数値が正確なのか疑問に感じた事がありました。
「フロアポンプ」のゲージは目安ですと雑誌かなんかで読んだことがありました。実際はどうなのか疑問に思い比べてみました。
私の場合ではありますが「数値は同じ」でした。
写真が無いので説得力ありませんね。
「フロアポンプ」のゲージは壊れやすいとも聞いたことがありますが、私は壊れた事ありません。
「ロードバイク」乗りで細かく空気圧を管理している方なら、ゲージ付きポンプで少し多めに入れて、「エアゲージ」で正確な値に合わせるのが正統派です。
「特売ポンプ」と「少し高いポンプ」の違い?
これは全く個人的な感想ですが、空気の入り方がまるで違います。
値段以上に空気が入れやすいです。エアゲージが付いていると便利です。
空気の入れ方は同じなのですが、力が入りやすく高圧が必要な「ロードバイク」(6~7bar)でも簡単に入れることができます。
最初に使用した時は「今までの空気入れは何だったんだ?」と思いました。
今まで数十年間ケチって使用していなかった事を本当に後悔しました。高校生の時に「ロードレーサー」を購入して、高圧対応の空気入れを購入したのは30過ぎてからでしたので・・・
「今までの時間を返してくれ~」と思うほどです。
余談ですが私が使用しているのは「サイクルベースあさひ」で販売されているものです。
ゲージが付いていない時はどうしていた?
「ママチャリ」の時はもちろん空気圧なんか測ってませんでした。
ここからは少し「ロードレーサー」での事ですが「パナレーサー」のエアゲージを使用していました。
ポンプで空気を入れて、エアゲージで計測する。
この作業をひたすら繰り返して、調整してました。
特売ポンプだとなかなか高圧にならなかったので苦労しました。もともと高圧用でなかったのも原因です。スポーツタイプの自転車に乗る予定があるのならマストで購入するべきです。
しかも、英仏変換アダプターを使用しておりましたので余計に大変でした。ロスが多いです。
写真左は仏式のバルブコアで右は変換アダプターです。頭の部分にネジ込んで使用します。
数百円とコスパはいいのですがメインでの使用はおすすめできません。
労力がかかり過ぎる結果「空気の管理」がおろそかになります。
無知と言うものは怖いものです。
空気入れバルブの種類?
今だから言いますが「ロードレーサー」を購入していながら、空気入れ(フロアポンプ)を持っていませんでした。
家の空気入れは一般的に使用されている、「英式バルブ」が使用されています。(ママチャリのバルブです)
ところが「ロードレーサー」は「仏式バルブ」が使用されています。そのため一般の空気入れでは空気を入れる事ができません。
バルブとは空気を入れる部分の事です。
「自転車」には主に3種類あります。
- 英式バルブ・・・「一般的な自転車」に使用されている。
- 仏式バルブ・・・「ロードレーサー」(ロードバイク)などのスポーツ車に使用されている。
- 米式バルブ・・・「自動車」や「マウンテンバイク」(本格的なヤツ)に使用されている。
ホームセンターで販売されているものは英式バルブ用の、ちょうど「洗濯ばさみ」のようにバルブに挟んで使用するものが一般的です。
仏式バルブ用なら恐らく英式バルブも使用可能です。さらに大抵は英式バルブ用のアダプターも付いているので、どのタイプのバルブにも空気を入れる事が可能です。
空気の入れ方(ポンプの使い方)
別に「バカにしている」訳ではありません。バルブにつないで「グリップ」をポンピングするだけです。
昔ながらのポンプから少し形状が変わると、使用時に戸惑うものです。
一般的な空気入れで英式バルブの「自転車」(ママチャリ)に空気を入れる場合は、洗濯ばさみのような部分をバルブに挟んで空気を入れます。
何となく見慣れた形ですよね。
英式のアダプターと取り付ける前の写真です。
アダプターを取り付けたら、レバーを持ち上げると固定されます。
妻はこの仕組みが分からなかったらしく
「使い方が分からない~!!」
と何度も言われた事があります。
私は分かっているからですけど、「分からない人には分からない」と改めて感じました。
そんなものなんですかね?
バルブにセットしたら、フロアポンプのグリップにしっかり体重をかけてポンピングしてください。
その時、ゲージを見て既定の空気圧になるようにします。
一般車に多く使用されている「英式バルブ」は構造上正確に空気圧を測定することができません。
ポンピングした時にゲージの上がり方を確認しながら判断すればよろしいかと思います。
語彙の問題で伝えにくいですが、実際に使用してみると納得できるはずです。
そして「英式バルブ」が本格的な「スポーツ車」には空気圧の管理が行いにくいので採用されない理由です。
「自動車」には「米式バルブ」が採用されています。
【ママチャリ」空気はいってますか? まとめ
「ママチャリの空気いつ入れた」では最低1ヶ月に一度は入れる事をおすすめしました。
自転車好きならその頻度は多くなると思います。
自転車の空気を入れると当然走りが変わります。そしてパンクの予防になります。
空気圧の確認は「ゲージ付きのポンプ」が簡単です。
「特売ポンプ」と「チョット高いポンプ」の違いは値段の違い以上に空気が入れやすいです。
ゲージ付きのポンプをおすすめしてます。ゲージが付いていない時の苦労も記しました。
また、バルブの種類も記しておきました。
今さらな内容とは思いましたが「ポンプの使い方」を記しました。
これは意外に使い方が分からないと実感する事があるからです。あの昔ながらの形状から少し変わると使う時に戸惑うものです。
内容的には当たり前の事ですが意外にできないものです。
自転車を安全に快適に乗るためには「空気圧の管理」は簡単で効果が高いです。
改めて確認して快適で楽しい自転車ライフを送りましょう。
ありがとうございました。
「ママチャリ」のパンク対策は普通はしないですよね。少し距離を走る時や自転車通勤をするようなら参考にしてください。【自転車のパンク】修理の仕方を知っているだけでも安心?
コメント